色鳥は枝を覗いて通りすぎ
濡れ縁に色鳥の立つ小春かな
我が庭に鳥托鉢の寒き日々
蚋は舞う節分の昼十三度
立ち枯れて、上部には小枝が全く無くなった胸高直径30cmほどの木を除伐した。材質が硬くチェーンソーが入り難くて苦労したが、ともかく倒すことが出来て一安心だ。この木は双幹で残した方は35cmほどだ。こちらには小枝もありこれから若葉を萌えだすだろう。と思ったのだったが・・・。
切り倒して、切り口の状態から80点くらいかと思いながら先端の枝別れしているところを切断したら溢れるように樹液が滴り落ち始めたのだ。幹元の切断面は特に濡れるということも無かったのに先端はビッショリと樹液を溢れさせている。この違いは理解できなかった。春先は特に樹液の出方が激しいのは体験的に承知しているものの、溢れる様は何時見てもビックリする。
枯れていると判断した幹に樹液が回っているのも驚嘆に値するが、昨年も葉をつけなかった幹だから除伐もやむをえない、と少々気分は複雑だった。