トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

虫瘤発見

2011-04-16 | 小父のお隣さん

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 水路の掘削中に手を休めた視線の先に鮮やかな赤い色彩が飛び込んできた。「ヤマツツジには早いのに」と思いつつ近寄ってみたら虫瘤だった。初めて見るタイプである。「のいばらまるたまふし」も赤い球状で美しい物だったが、これはさらに大きくて薄緑色との兼ね合いが新鮮だ。

 樹種はガマズミと思ってみたのだけど、ネット検索でこの手の虫瘤は出てこなかった。手元の図鑑にも掲載されていない。似たようなものはコナラに見出せたし、ガマズミの虫瘤も掲載されていたが、これとは全くの別物だ。

 「さては新発見?!」なんて思うわけはないけど、少々ドキドキする美しい虫瘤だった。


漏水処理

2011-04-16 | 水辺環境の保全

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 一夜明けて堰き止めた水位を見てがっくりだった。前回の水位と同程度にしか溜まっていない。地盤からの漏水孔は見当たらないが積み上げた丸太の下部から水漏れが激しい。結局、再度丸太と土嚢を外して漏水箇所の特定をした。

 今回は土嚢が密着していなかったための漏水だったと判明したが、その理由は積み上げて形が出来てしまった土嚢を組み込んだ事による密着不足だった。赤土・粘土質だから水を含むと土嚢は自由度が失われてしまうのだ。

 そこで新たに土嚢を作って密着状態を確認しながらようやく積み上げが終了した。それでも漏水はあるから丸太の下手にも残りの土嚢袋で土嚢を積んだ。これは出水で溢れた時に丸太の基礎部を浸食させないためだが、本当は丸太と同じ高さまで積み上げたいが袋も不足だし、何より気力が萎えた。

 再再度の満水も水位は当初と同程度だったから水位を上げることは断念して、導水路の河床を下げて通水させることにした。水深は1cm程度だが隣の沢への落とし口まで水が流れてくるのを確かめながら掘り上げてようやく完成した。