本当に「なんでかーっ!」なのである。居間の窓際に育った菜花の種子が熟し始めた頃から、カワラヒワのつがいと思しき二羽に連日訪問されてすっかり空の鞘だけになってしまった。
周囲にも自生の菜花は目に付くのだが、まだ食べ荒らされてはいない。熟すのが早かったと言えなくもないけど、それにしてもである。普段はこんな近くまできて採餌してくれない。
まあ、ヒヨドリでないから好意的に窓越しに眺めているけれど、距離的には60cm程度しかない。細い茎に止まって、揺れながらも器用に啄ばんで次々と平らげていく。スズメくらいの大きさだが嘴が太いのと腰の辺りに黄色い羽毛があるから、それと判る。スズメは通路に落ちた実を食べてはいるが、稲穂を食べるように菜種には来ないのだ。残念だけど写真はついに撮らせてもらえなかった。だから蜘蛛を入れてみたのだけど…。関係ないか。関係ないなあ。