トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林内採光

2011-04-05 | 今日は真面目に

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 尾根の両脇のアラカシを除伐している。今まで気がつかなかったが、胸高直径45cm以上の山桜の巨木が二本あった。花の時期に通っているのだが見上げてもアラカシの葉で樹冠は覆われているし、桜の樹皮も老木になると見分け難い表情になってくる。ここは周囲を除伐して日光にせいせい浴びられるようにする心算だ。

 今日は結果的にアラカシを除伐して山桜を刈り出し、周囲のコナラの林を顕わにしたという事になろうか。アラカシは太いのも細いのも多くあるので、倒すのも刻むのもしばらくかかりっきりになりそうだ。今日も何本か伐倒したが、少しだけ空が広くなった。ただ足元は歩くにも事欠く、散乱状態のままである。


* 「霞のごとく」

2011-04-05 | 大震災

              避難せし陸に萌え見しふきのとう

              つばくろも子育てならじ奥の春

              湯を浴びて春滲みてくる生きておる

              春来るもあれより歩む冬の旅

              人も消え松原消えた浜の春

              奥の地よ春遠からじ梅ひらく


ようやく産卵

2011-04-05 | 小父のお隣さん

Photo  Photo_2

 ヒキガエルがようやく産卵した。当地の3月平均気温は平年より1.1度低く、これは30年ぶりの低温なのだそうだ。そのため10日から2週間程度は季節の事象が遅れているとのことだった。

 ヒキガエルの産卵は例年だと3月20日前後、ツバメの初見は28日ごろなのだが、ツバメはまだ見ていない。一方で、林内作業中にオオスズメバチの飛翔をみた。これは例年より早い。通例だとトラップを仕掛けて捕獲した個体を見るのが最初で、中旬以降だ。2日にはアゲハチョウの飛翔を初見したのだがキアゲハだったかナミアゲハだったか…。

 写真の卵塊は塊とは呼べない少なさだったから、上手の沼から二升ほどすくってトンボ池に移動させた。「ヒキガエルは生まれた場所に戻って産卵する」という習性だとの記憶があるから、新設の溜池には産卵はないだろうからと、その心算で今か今かと心待ちにしていた産卵なのだ。

 ただ移植したトンボ池は、降雨が無いから減水中だ。水路に絞り水も流れていない状況では、上陸するまでに育つかどうか別の心配が出てきた。仇になるのも心外だし・・・。一雨欲しいなあ。