トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ムフフな一筍二品

2011-04-18 | 何よりの楽しみ

Photo_5  初物を煮付けて頂いた。最初は塩糀で味付けする心算だったが未体験ゾーンだから安全策で二品に分けたのだ。

 醤油ベースの味付けは昆布と花かつおのオーソドックスな一品、対して塩糀での煮付けは初体験である。塩糀は漬け込んでから二週間目になるがようやく使ってみる機会が来たのだ。

 塩糀煮は酵素の関係か多少軟らかく仕上がったようだ。鍋の大きさも火加減も同じだから見た目も味わいも異なる二品は、小生の普段の食生活と比較すると「グルメの極致」みたいなもんだ。自前で自食であるけれど「ムフフ!」な二品だった。

 4本の筍を半割りにして、その半分づつをあわせ調理をしたのだが、醤油ベースは少しエグ味が残っていたものの、塩糀ベースはほのかな甘味を感じつつエグ味は全く無かったのだ。これは糀の酵素の働きなのだろうか。


導水路通水万歳

2011-04-18 | 水辺環境の保全

Photo_3  Photo_4

 堰の水位が予定通りにならなかったから、導水路を更に掘り下げて、ようやく通水状態になった。水路の深さは約40cmほどである。20m長の水路を10cmでも掘り下げるのは、作業の後半になるとヨレヨレだ。

 まあ、作業量に見合った水量ではないものの、隣の水系に落ちていく水を見ているとホッとする。これが僅かであってもトンボ池への給水量が増えて、干上がるまでの時間稼ぎが出来ると言うものだ。

 今日、落とす事が出来た水量はペットボトルを逆さまにして出てくる水量程度だが、年間を通して最低でも、この量を供給できるならばトンボ池の漏水分に近い水量は補給できることになる。それと共に水路の途中に貝殻の堆積層があって、その上を水が通過していくからカルシュウム分などミネラル質も融けて送られるだろう。

 石灰質が水系に溶け出してくれるとカワニナの成長や繁殖に有効だと、蛍の再生保護の冊子で読んだ記憶がある。貝殻の堆積層は思わぬ御褒美だと考えたい。しかし本当にくたびれた。