トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*沈黙の春  温故痴新編

2011-04-15 | 大震災

 大みそか定めなき世の定め哉        三カ津

      大津波定め泣き世の定めかな

 是がまあついの栖か雪五尺         一茶

      これはもう賽の河原だ礫五尺

 枯朶に烏のとまりけり秋の暮れ       真蹟短冊

      萌えし枝に烏はとまる波の跡


堰の再構築

2011-04-15 | 水辺環境の保全

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  漏水箇所が現れ、一晩経ったら水位が下がっていた。きっと漏水孔が拡大したのだろう。これでは通水できないから堰を組みなおす。半分だけ土台となる表土まで削りなおし丸太と土嚢を組みなおした。結果的に土嚢の数が不足となって、新たに五袋加えることになった。

 それでなんとか漏水量は減ったものの完全遮断とはならない。これは致し方が無いものの、今のところ流入量を上回ることは無い様で、水位は上がってきた。このまま順調に貯水できれば、夕刻頃には導水路へ流れ込む水位になりそうなのだが、それは明日以降のお楽しみである。漏水量が減ったので、下手の水溜りにいたクロメダカ6匹をプールに移した。産卵期になるのか半分は腹部が大きく膨らんでいる。

 一方、このプールに流れ込まないで下の棚田跡を浸食している水道を、このプールの集水量を上げるため水路を接続し本日は終了。陽射しが強くなってきたから作業服は脱いでTシャツ1枚で丁度良い陽気になってきた。周囲の水溜りでは姿を見せないカエルが煩いほど鳴いているし、樹上ではモリアオガエルも鳴き出した。既にヒキガエルの卵は孵化している。