トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

誰も見ない満開

2011-04-25 | 小父のお隣さん

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 桑の花が満開になった。八重桜も今が満開である。誰もが桜に注目するけれど、全く目立たない桑の花も眺めていると、浮き立つような桜の花とは異なり、心静かになる雰囲気がある。

 桜の花などは雄しべも雌しべも明確で見誤ることなど無いが、桑の花の構造は???なのだ。どれが雄しべで、どれが雌しべなのか判然としない。それに加えて色合いが萌え出た若葉と同じだから人目を引くはずも無かろう。

 桑の実はアントシアニンたっぷりで目立つ色彩だけれど、こんなに両極端の花と実も珍しいのではあるまいか。ウンチクはともかく、あと一ヶ月すれば美味しい桑の実を食べれるのだ。


山菜試食会

2011-04-25 | 何よりの楽しみ

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 春のイベント「山菜試食会」が盛会のうちに終了した。やっと後片付けも終わり、また判をついたようにフイールドに出かける日々になる。

 小生の担当は薫製なのだが、今回は人数が大きくなったから、胃袋を水増しするために「本造り玄米甘酒」と「セリ粥」を加えたから仕込から後始末まで三日間かかりっきりになった。

 左の写真、上から豚汁、甘酒、イカ一夜干し薫製、煮干薫製、卵薫製、カツオなまり節薫製、たけのこ御飯とセリ粥である。薫製はもう一品「燻し焼き豚」があるのだが、この時点では火が通っていないから、まだ薫製炉の中にある。

 他の献立は写してないが、右の写真の群がっているところに山菜天婦羅、お握りはフキ、タケノコ、桜花塩漬けの3種類、クチナシ御飯がならべてあって、我々が立ち入る隙間もなかった。食べ物がないイベントなんて集まりが悪いから「食べ物で釣る」感覚も無くはないが、収益があるわけでもなく、開催するには手間隙・心配のオンパレードだから割りは合わない。個人的には草刈りしていた方が良いのだ。

 それでも開催するのは「子供達が山野で遊ぶきっかけになってもらえれば」と言うことに尽きるが、心配だった空模様は、夜半までの激しい雨が一転して日本晴れになった。未明の4時、障子を開けて空を覗いたら南天に半月が輝いていた。結局、そのまま起床してスタートだ。