11月初旬、毎日のようにアサギマダラに出合う。先日も拠点小屋脇のフジバカマに二匹いた。優雅な飛翔をしている割には気配に敏感で、静かに立って見ているだけでも嫌われているという感じがする。
何度か花の位置を移してから、名残惜しそうに高く舞ってしまうのだ。飛翔を目で追っていたら、茶の木の花に止まった。アサギマダラが茶の木の花に止まる姿は初めてだから、撮影しようと近寄ったのだが、一旦逃げた個体は近寄らせてくれない。
あえなく空振りになった。それでも今期は、アサギマダラを見る機会が多くて、これはこれで「明日があるさ」と思えるが、既に南に移動している時期だろうから、来期の楽しみになる。