小春日和のこの日、原っぱ部は大賑わいだった。イベントだったようで、午前中は原っぱで遊び、昼食後は駐車場でたき火を体験していた。
小学校低学年程度の参加年齢だったけれど、小生がその年齢の頃は、野山は遊び場だった。当時は、こんなイベントなどあるはずも無く、唯一の遊び場が野山だったと言えるかもしれない。
谷を挟んで遠望しながら、イベントでもなければ野山で遊べる機会がない、こんな機会があってもお仕着せの活動では、少々かわいそうな気もしてくる。
日差しが届いている金属製の電柱にアタックしては滑り、アタックしては滑る馬鹿な虫が目に入った。
飛翔中、赤い色に気づいたから、カメムシの仲間かと思ったが、何度か滑って諦めたのか、その下にある桑の葉に止まる。ここで初めてカメノコテントウと分かった。
カメノコテントウは、シーズンに見るか見ないかと言う程度のお付き合いだけれど、積極的に探している訳でもなし、それはともかく大振りの体躯には、何時もびっくりする。「テントウムシかい!?」
初めて見たときは転倒、いいえ卒倒しそうだった。この時の気温は、時間的に十数度だったはず…。