初孫は諸手差し伸べ顔仰ぐ何によりてか爺は判らん
初孫を抱けばふっくら柔肌に指撥ねられる武骨な指は
馬乗りではしゃぐ初孫出るよだれ顔に温きが嬉しかりけれ
包装紙千切り引き裂き埋もれて嬉々と巣ごもり冬至の窓辺
初孫のまなこ覗けば連綿と続く祖霊のここに今あり
初孫は諸手差し伸べ顔仰ぐ何によりてか爺は判らん
初孫を抱けばふっくら柔肌に指撥ねられる武骨な指は
馬乗りではしゃぐ初孫出るよだれ顔に温きが嬉しかりけれ
包装紙千切り引き裂き埋もれて嬉々と巣ごもり冬至の窓辺
初孫のまなこ覗けば連綿と続く祖霊のここに今あり