トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

畦を堤に格上げ

2015-07-01 | 小人閑居して憮然
 小生では「畦」と「堤」の表現は混在している。仕切り程度の土盛りを「畦」とし、幅も高さもあるサイズを「堤」としていたが辞書で「堤」は(川や湖などで)の注釈があった。一方で「水が溢れないように云々」の記載もあるから小生の意図とは一致する。
 てな事で越境作業のビオトープの畦を堤仕様に格上げした。維持管理が失われても数年間は湛水能力の現状を保てると考えたからである。M氏が長年作業してきた畦に小生が土を盛り叩き固めて丈夫な畦に作り替えたのだが池の底に比較して外側の地上部の高さが低い。いわゆる「天井川」ならぬ「天井池」状態だから第二の池は陥没面に土を搬入し堤の高さまで上げ、第三の池は写真の様に横幅を太らせて強度を増す算段をした。越境作業でもあり「いつまで続く泥濘ぞ…」風ゆえ先が見えない。

今日のトンボ「薄羽黄」でなく「根黄」

2015-07-01 | 小父のお隣さん
 毎度懲りる事無く、まず水見回りするが、ついつい道草を食ってしまう。キイトトンボのツイツイ飛ぶ姿に見とれるのはストレス緩和作用があるからまだ良しとしても、大抵はストレスをもたらす出会いが多い。出会いが撫子でなく虫だけに、それでまたストレス度は上がりそう…。
 与太話は横に置いといて今日出会ったトンボ、一瞬だが「ウスバキトンボ」と思ってしまった。冷静に考えればウスバキトンボの翅に着色斑は無い。このトンボ、慌てたのだろう飛び落ちた先が水面だった。助け上げるのに小生がおぼれ死んでは元も子もない。「まず写真を撮ってから」とカメラを出そうとしたときに飛び立った。翅をハの字にしてから一気に離水したのである。
 ミソハギに止まったのを見て撮影したのだが、この時はネキトンボとは思わなかった。真っ赤な個体は見たけれど恐らく♀であろうこの体色は初観察なのだ。ネットの「トンボ図鑑」と写真照合し1枚だけ似た写真があった。胸の太い黒筋が判定要点らしいが小生の写真ではどうだろうか。
  翅元の着色        胸の黒条は不鮮明