トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

雨が降れば送水止まる

2015-07-04 | 小人閑居して憮然
 梅雨だから雨が続くのは仕方ないとしても、覚悟していた出水後の断水が兆候を見せてきた。吐水口からの水量が極端に減っている。平常の30%程度しか落ちていない。取水機構が破壊されて間に合わせの取水路だから河床の変化で影響をもろに受けてしまう。
 直ちに回復作業に行けば良いのだろうが、梅雨のこの時期、降雨の度に取水地まで出向くのもままならない。降雨があるから水辺が干上がる心配はしないけれど、水辺にかかわっている以上、自己責任で維持管理を行わざるを得ない。取水機構崩壊後の経過を見ていると、恐らく設置権者・水利権者の両者とも復旧工事など念頭にはないだろう。
 先々、送水の保証のない場所に水辺を拡大してきた小生も「共馬鹿」の範疇だ。

間仕切りまでもう一歩

2015-07-04 | 水辺環境の保全
 越境ボランティアでの水辺環境再生活動、今回の池は過去最大面積なので堤を廻らすのに手間暇途方もない。地下の漏水トンネルのせいで地盤の沈降があり、池の水位は草地より高い。結果として水位差が畦からの漏水を促すし、ケラ、モグラ、サワガニ、ミミズなどの小生物の生息で漏水が促進され結果的に畦の決壊もありうる。これを防ぎたいために草地の高さを水位より高くし安定させようとしているのだけれど、埋め戻す土の量が半端でない。池を掘り下げれば漏水トンネルを顕在化させるようなものだから、堤の強度に今後の水辺保全の命運がかかっている。
 用土を掘り取りながら「水回し」をし、水平を見つつ高い土を掘り取り堤に積む。この繰り返しで、この日堤を閉じようと頑張ってみたものの力尽きた。