トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

野生と言えども

2015-07-18 | 小父のお隣さん
 台風11号の強風圏内に入り風雨が激しくなった時間帯、イソヒヨドリのさえずりが近くで続いている。「何事か…」と窓越しに周囲を見渡すと、窓下の玄関の小屋根に一羽、向かいの家の窓枠に1羽がいる。色彩が異なるからオスとメスか、あるいは親鳥と巣立った子鳥なのか判別は出来ないものの、風雨を避けているのだけは理解できた。
 時折、羽毛を逆だてて毛繕いをしているが飛び立つ気配もない。向かいの家と言えども何時もならカメラを出す前に飛び立ってしまうのだが気配も見せずとどまったままだ。心置きなく撮影出来ると思ったものの、雨脚が酷くてシャープな画面には全くならなかった。カメラでの再生画像は特徴ある色彩が判ったけれどPCに取り込んだ画像ではモノクロみたいな出来栄えでがっかり。
 話は違って、このイソヒヨドリ、今期は周辺に二世帯が居る。昨年までは一世帯だったが、さえずりだけを聞いているとツバメもスズメも影が薄い。数日前の事、ツバメが群れて騒ぐしスズメも一緒に騒ぎ、そのうえイソヒヨドリが聞いたことのない鳴き声を出している。三者で喧嘩かと道路に出たら植え込みの中から野良猫が逃げていった。猫やカラスに対してツバメが集団で対応しているのは日常茶飯事だけれど、三種類の鳥が猫に警戒して鳴き騒ぐのは初めての経験である。「それがどうした?」と言われれば引っ込むだけでしかないけれど…。