トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「マルタンヤンマの産卵」

2015-07-24 | 小父のお隣さん
 水見回り、刈り払いしてないから足元まで鬱蒼と茂っている。ズボンが濡れていくのを感じながら踏みあとをゆっくりと巡回した。突然、ヤンマが飛び出してホバリングする。産卵していたのを中断させてしまったようだ。体色を一別し「マルタンヤンマ」とすぐに理解できた。
 上の池でも飛翔は見ているが体色で「そうだろう」と理解しただけで、膝の高さ1m前でホバリングなど滅多にあるものではない。我慢比べと思って動かずに待っていたら産卵を開始してくれた。早速、ケータイでなく鮮明さで勝るデジカメで撮影してみたのだが鬱蒼とした夏草下の水面は暗く、明るい一枚には程遠い。それでも「マルタンヤンマ」と判る写真がとれたから満足せねばなるまい。
 さて、このマルタンヤンマ、今期はオニヤンマに匹敵する視認頻度になっている。相対的にはオニヤンマが減った…と思いたくなる。ここ何年かは連続して視認しているから定着し数を増やしているのは間違いないだろう。今回の産卵場所は集水路の一角だが、ここはオープンで明るい環境だから好まれる産卵環境とは思っていなかった。ほとんどは三日月池で繁殖しているのではと推定していた。今季、水辺の大改修で刈り払いが滞り鬱蒼としたのが結果的に良かったのだろう。
 手が回らなかったと言う事もあったのだが、今期の水辺の刈り払いは意図的に中止もしている。おチビちゃん達の歩行に危なくないよう巡回路は刈り払っていたのを「進入を阻む」ために茫々にしているのだ。最大の理由は捕獲者が増加してきた事による。環境教育NPOの活動が水辺の周知を広げ結果的に「容易に捕獲でき安全な場所」と捉えられてしまった感がある。人が入らなくても入っても荒れるのを実感するのが日常になってしまい保全活動とは因果な活動である。

梅雨明け35℃超え

2015-07-24 | 今日は真面目に
 夏日になると予想はしていたが猛暑日になってしまった。梅雨明けと共に刈り払い作業本格的着手とはなんとも皮肉である。
 暑い盛りに日陰もない草いきれの刈り払い作業になった。伸び切ってしまった草丈は背丈に迫るものもあり平均すれば腰の高さだろう。高さのある部分の刈り払いより蔓草で覆われた部分の刈り払いが厄介で体力を消耗させる。クズやフジなどの大型になる蔓草よりヤブマメ、ノササゲ、ヤマノイモ等の細くて高い密度で覆っている蔓草に難渋されるのだ。
 刈り払った心算でも上部でネットの様に繋がっているからそれが抵抗する。それが嫌だから上層部を刈り刃で舐めネットを切断し地上部で再度刈り払うのだが完全ではない。背丈のある部分の二度払いより低い部分の二度払いはそれだけでストレスだ。二時間を要して台地の平坦部を刈り払い退却…。頭の中は「水風呂、水風呂!」それ一色である。
  作業前    作業途中    作業終了