トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

冬水たんぼ

2018-10-29 | 水辺環境の保全
 冬を目前に控えて遅まきながら田圃と泥水池3の水位を上げる算段をした。算段をしたと言っても特別の手間暇を要する訳でもなく、丸太でオーバーフロー部の手前を区切り、肥料袋を切り開いて被せただけの簡単なダムを作ったのである。

 これで通常の水位より5㎝程度上昇する。この設えをしないと田圃はヒタヒタの水位のままだし泥水池3は10㎝程度のままである。水位を上げたのは水底まで完全凍結させない為もあるけれど、冬の水鳥のためでもあって、多少とも水位が高ければ休むのも採餌するのも安心だろう。
 しかしながら、この二か所に採餌する程の餌があるかどうかは小生には分からない。コナギやイネ科の植物、シャジクモやアオミドロ、その程度しか無いからだ。

 それはともかく、水位を上げた事で水がヒタヒタだった棚田部に多くの小メダカが群れているのが分かった。エビも動いているし当然ヤゴも多く生息しているだろう。
 冬の水鳥が定着する程の水域では無いのは承知でも「一夜の宿」として利用している事も承知である。今まで見たのは恐らく「コガモ」なのだろうと思っているが十数羽の群れで飛来していた。
 さて、今期はどうだろうか…。関わりも触れ合いもなく遠くから眺めるだけの相手ではあるけれど心は和むのだ。
 ちょっと、電車通学していた頃、隣の車両にいた「あの人」との距離感に似ている。今は遠い昔話になってしまった。

             泥水池3のダム      隣接グループの棚田のダム

 

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