トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

跋扈蹂躙様のお休み処

2024-12-27 | 小人閑居して憮然

 「敵もさるもの地面を引っ搔くもの」とか「去る者は追わず来る者は拒みたい」やつら、威之志士様には豚熱の再流行を望んでいる孤爺であるけれどコロナ、エンフル、リンゴ熱等々、流行りは人間界様ばかりで跋扈蹂躙様は平安なのだった。街熊に大騒ぎが続く昨今であるが「処理しちゃアカン!」と能垂れる輩もいて関係者は頭が痛い事だろう。小生が出くわした事例は隣り沢の橋下で猪の解体中に入域して来たおばちゃま一行様の一人が「こんな酷い事を、子どもの教育に悪いでしょう!」と声高に喚いていた場面だ。「アホか、子どもには絶好の教育機会だろう」と小生は思って眺めていたけれど「正義の味方面」は何処にでもいるのである。まあ、担板漢は担板漢でしかないし薬は無いのである。

 さて、奥の院で林床の刈り払いが済み斜面のネザサ刈りを行っていたら跋扈蹂躙様のお休み処が二カ所出て来た。草深くは成ってはいないはずなので「よもや!」と思っていたのだが辺縁部は人の立ち入りは無いので安心して拠点に出来るのである。そうさせないためにも見通しを良くするように心がけてはきたものの今期は度重なる豪雨や高温、肩の痛み等々連続して作業の遅れがこういう不始末に繋がった。相手も虎視眈々と、いいえ猪視眈々と侵出機会を狙って止まない輩であるから油断は禁物なのだが行き届かないのはどうしようもない。

 以前、尾根の突端部にカヤネズミの生息を見出しススキの株を育てていたところ、ススキの大株の中央部にススキを倒して敷き込み寝床にしていたのを幾つも発見してから辺縁部にはススキさえも育てれないと刈り払った事がある。今回の場所はネザサの斜面でススキ程背丈はないのだが伏せてしまえば目に止まらない。野生生物は基本的にテリトリーの拡大を図るのであるから油断すればマウントされるのは間違いない。敷き草も厚く人間が野宿するにしても地面からの冷えを防ぐだけの効果はありそうに丹念に敷き詰めてある。これなら白日夢を見ながら放心状態で夜を待てるだろう。まあ、跋扈蹂躙様が涎を垂らしつつ白日夢に溺れている光景など孤爺が耄碌しつつ妄想に追いまくられている図柄とそうは変らんはずだ。ありがたやありがたや。

         集積木の横           大樹の根元


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