トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**援農

2013-01-08 | 今日は真面目に

   ぬくぬくの蒲団を出でて明けぬ空星を仰いで援農に行く

   援農に集まりし友歳みれば俗に言うなり高齢者とか

   二反部のハウスにしゃがみ苗を植ゆ手先軽やか腰は難儀す

   ミニトマト定植終えて内股の痛き数日ハウス忘れず


斜面滑り

2013-01-08 | 遊び子は

Photo_3  草山のふもとを綺麗にしたら斜面のままではもったいない。生育不良の苗木に客土もしたいし斜面も生かしたい。そこで溝を作ることにした。作業は、このように泥縄式で回っていく。

 斜度約40度、長さ7mほどの溝を削って滑り台に仕立てた。竹の生えていた斜面だから地下茎が隠れており削り難い事、甚だしかったけれど、幼児が尻で滑り降りる幅は確保できた。

 3歳未満児には傾斜が急すぎるように思えるが、別の地形で滑っているご常連さんには活動範囲に入るだろう…の判断である。Photo_4

 そうであってもなくても、小生が指導する訳でもないから、指導者や親の判断に委ねればよい。小生はあくまでもフイールドを整備する側で「余禄に一つ」という関わりなのである。

 削り取った土は周囲の生育不良の苗木に客土した。植栽して4年目だが、地中は瓦の破片だらけで生育不良が甚だしい。周囲に土を集めることで育ってくれれば言うことはないのだ。焼け石に水というのは重々承知…。


ただ一面の

2013-01-07 | 感じるままの回り道

Photo_5  沢一帯が霜に覆われてしまった。林道の絞り水が出ている付近は凍結している。気象台の観測値はマイナス1.6度、ここはさらに低い。

 これでトンボ池も泥水地もしっかり結氷しただろうと立ち寄ったのだが、大人が乗るのは不十分で、つま先で押しただけで「ピッ」と亀裂が走ってしまう。

 年末には大人が乗っても割れない厚さに凍結した時もあったが、その時の降霜はこれほどでもなかった。霜が厳しかったのは最低気温の違いというより風による影響なのだろう。

 降霜量と氷の厚さは必ずしも一致しないのが分かった。どうでも良い事ではあるが…。


*永田風伝

2013-01-07 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

   界隈は山師に変わったバッジかな    小判頂

   一腐治二鷹派三すぼみ           正夢

   危機突出無い格・ヤベェ政見        古老

   酒精無き年酒に酔う歌舞伎もん      流行りもん

   iPS細胞議員増殖中             脳減る症

   奴さんケンケンどちらも上手なり      イソップ物語


まだ出るシイタケ

2013-01-06 | 何よりの楽しみ

Photo_4  降雨の後はシイタケが出てくる。ホダ木の寿命は来ているのだけれど、何本かはまだ発生させる。

 菌駒は同じ生産者から購入したものだが、品種が異なると見えて、打った年の違いでシイタケの形状が微妙に異なる。比較的原木の新しいのは丸みを帯びて肉厚のシイタケで色も濃い。

 原木の古そうなものからは色合いの薄い傘もすっきりした感じのシイタケが発生している。見た目はそうでも食べるときはごちゃまぜで、どっちでも好いのだけれど、商品となると「見栄え」も大切なのだろう。

 ニュースで農林水産大臣賞を取った「1キロ3万円」とかの干しシイタケを紹介していたが、ハート形だった。努力は理解できるけれど、美味しさの評価ではなく飾り物の視点、なんとも複雑…。


仕事始め

2013-01-05 | 今日は真面目に

Photo Photo_2

 草山に誘導している下側には、まだ全伐した当時の女竹の残渣が残っている。量はたいしたことはないものの刈り払い時期の作業にはうっとおしい存在だった。つる草や竹のひこばえが切除しきれなく、この一角だけ刈り残し状態だったのである。

 仕事始めの作業に軽作業が望ましいから、思い切って片づけることにした。午前中で終了した作業量で、仕事始めの身体慣らしには丁度良い。ただ残渣は抱えられるほどしっかりしておらず、造林鎌でかき寄せ、峰打ちしながら砕き、通路の低い部分に敷き詰めて終了。

 これで草刈り作業が気持ちよく行える。見た目もすっきりし、散策の障害物も消えた。


*初詣

2013-01-05 | 今日は真面目に

  若水も絞り水なり山ノ神 Photo

  山神へ神酒と穀とで初詣

  田の神も猪舞い赦す棚田なり

  初旅は山のかしこの巡視旅


瓦片も霜柱

2013-01-04 | 感じるままの回り道

Photo_4  寒い朝だなあ…と思いつつフィールドへ降り立ったら通り道に転がっている瓦の破片までが霜柱を吹いている。この一帯は建設廃材を処分した場所だから、地中は瓦の破片だらけである。

 日蔭の場所で乾燥しなかったのが幸いしたのだろうが、初めて見た現象だ。これではトンボ池も泥水地も厚く氷結しているだろうと期待せて立ち寄ったのだが、期待したほどの氷ではなかった。

 冬至は過ぎ太陽高度があがってくるとはいえ、寒さ本番はこれからだ。

 


**年の暮れ

2013-01-03 | 感じるままの回り道

  薄化粧角を隠して錦帯裳裾黄金の富士は白無垢

  大掃除古きテープのカンツォーネ聴けば妖しき六十路の胸は

  大掃除するほどもなき寝たままで手は届きたる仮設の庵

  冬至過ぐ米一粒と祖母の言う日差しの伸びは明けて知るなり


ビナンカズラ

2013-01-02 | 小父のお隣さん

Photo_9  クヌギの木には枯葉が落ちずについているが、その陰にビナンカズラが熟している。鳥たちの目につきやすい位置の実は外されているのもあるけれど、鳥が食べたのか熟して落下したのかは判らない 。

 庭にも鳥が落とした糞から発芽し、実をつけるまでに成長したビナンカズラがあったが、蔓を伸ばして乱れるので切り取ってしまった。剪定しながら低く仕立てる方法もあるのだが、そこまで手を加える趣味もない。

 山のビナンカズラで、刈り残ったのはたくましく育って目を楽しませてくれるけれど、小鳥たちには越冬用の食料なのだ。そちらは別にしても、低い日差しを受け輝く実は美しい。

 昔は整髪料として利用したという話も聞くが、スキンヘッドの小生には用はない。年の功とでもいうのか「禿げ頭」というより「スキンヘッド」と伝えたほうが前衛的である。小生の脳味噌はまだまだ成長中のようだ。


*初日の出

2013-01-01 | 感じるままの回り道

Sn3d0961

    初日見に爺禊ぎ道山の道

    初孫へ想いをのせつ初日の出

    満ち足りてけだるく下る初日浴び