トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

発酵力

2013-06-25 | 何よりの楽しみ

Photo  菌活力液「エヒメAI」を作るために、材料をタンクに投じて30分もしないうちに吹きこぼれてしまった。改めて発酵時のガスの量に驚かされたが、この配合成分だと「急速発酵」して完了するような気がしてならない。

 5リットルの容器に4リットルで準備したのだが1リットル分の空間など、瞬く間に泡で溢れてしまう。リビングの床、玄関の床など、泡を溢れさせたのは数度に及ぶが、今回は縁台の上だったから被害は免れた。

 しかし、屋外だとコバエが群れてくる。これが産卵すると品質が落ちる。飲用する液体でないから清潔不潔は関係ないけれど、発酵完了しない内に養分を盗まれては成分の変化が生じてしまう。

 今回の分は、フイールドの栗畑に散布する。冬に大きく切り詰めて、若返り更新を図っている最中なので、少しは役に立ってくれるか…との思いで作っている。まあ、ドリンク剤みたいな「気分商品」に近いと思いつつも、雨で家にいると妄想が膨らむ。


漏水孔は実効性がある…

2013-06-25 | 小人閑居して憮然

Photo_6  水見回りで、泥水地最終段の池に漏水してくる個所を見つけた。言わば常設の漏水口なのでびっくりもしない。該当する上段の水路付近を探したら音がする。

 水辺の草に隠れて見えなかったが、刈り取ったら穴が現れた。早速、車にスコップを取りに行き始末したが、日常茶飯事の出来事だ。Photo_7

 水源となっている上部のため池に行ったら、ここも水が無い。せき止めた脇に拳が入るほどの漏水孔があった。ここに生息していたメダカの群れは流出してしまっている。

 補修をしておこうかとも考えたが、ここはやはり実効支配しているグループに任せる事にした。小生の判断では、この漏水のせき止め箇所を廃止して、その下部にある峡部で再構築したほうが確実と思われるが、言っていいものかどうか…。作りこみが悪いから、補修作業をしてもいいのだけれど、差し出がましいし・・・。何に寄らず、実効支配してない場所は具合が悪い。


**空梅雨

2013-06-25 | 遊び子は

  竹筒の水をかけらる幼子の声届きおりしばし息つく

  トラノオを振りつ歩むや幼子の笑みたる姿我も笑みたり

  泥水にのたうち遊ぶ幼子は梅雨の切れ間に雨より濡れし

  生意気に名で呼びかけて挨拶す幼子めごき孫に重ねつ


今日のトンボ

2013-06-24 | 小父のお隣さん

Photo_3  6月も終盤になって目に付くようになった。翅の付け根は着色して。尾と言うか腹部は平たく幅がある。写真が不鮮明だが色彩はムギワラ色といってよいだろう。

 アキアカネも出現したとの情報が入ったが、これは違うだかもしれない。図書のトンボ図鑑やネットのトンボ図鑑を参照しても、たどり着くことは極めてまれである。

 翌日に見つけた個体、腹部と言うか尾の幅が同様に広いが赤みがある。若いアキアカネかと思うけれども、断定は無理で、頭部を見る限りではマユタテではなかった。色合いも発色途中の感じで、侘しい色使い?に見える。

 腹部の幅は同じように見えるけれど翅の付け根に着色が無いから、上部の種類とは違うだろう。小生の理解力とはそんなものである。

Photo Photo_2 Photo_3


クルミの定植

2013-06-24 | 今日は真面目に

Photo  オニグルミを播種して1ヵ月、30㎝程に育ち鉢底から白根が見え始めたので定植した。これほど生育が早いとは思わなかった。

 泥水地の周辺に5本、先日、刈り払い機で切断したクルミの脇と栗畑の北側に1本づつ補植して、合計7本の定植である。

 結実採集できるのは10年以上先の事だろうし、車から降ろしているときに寄ってきたおチビちゃん達には「中学生くらいになればクルミ拾いできるかも…」と言ってみたが、実感などわかないだろうなあ。

 物の本に「植える馬鹿、育てる馬鹿、伐る馬鹿」と三代の馬鹿が必要だとあったけれど、小生は何時でも最初の馬鹿できた。漱石風に言えば「吾輩は馬鹿である。名前は馬鹿のまま」とまあ、そんなところか…。


ハンミョウ

2013-06-24 | 小父のお隣さん

Photo  水見回りの途中、足元から飛び立った虫がいた。色合いからルリボシカミキリかと思い追いかけたのだが、ハンミョウだった。

 下向きに止まって構図がうまく取れない。追い立てて、手が届かない場所に行ってしまったら千歳一隅の機会を失う。捕まえてケース内で撮りたかったが、ケースは無いし素手では顎の鋭さが恐ろしい。

 小虫と言えども恐ろしいのは周囲に十分すぎるほど存在する。逃げないように慎重に接近しても、付き合い方は神妙である。


駆除は困難

2013-06-23 | 小人閑居して憮然

Photo_7  駐車場に「特定外来植物」に指定されている「ワルナスビ」が進出してきた。ここ何年は、気が付いた時に抜き取っているのだけれど、減少傾向にはないのだ。

 主根は深く入っているので、途中で切れ残ってしまうのも一因なのだろう。花は茄子の花そのもので綺麗と思うけれど、全草に棘があって厄介な植物だ。Photo_8

 このワルナスビより厄介なのが「ヌスビトハギ」で、フイールドに入った頃は、ところどころにある程度、花の時期は「萩の花に似て美しい」なんて思った事もあったが、瞬く間に広がって、今は至る所で見かける。

 孟宗竹を全伐した畑跡など一面このヌスビトハギの部分も出来た。「親の仇」と思って刈りはらっているが、この植物も衰退傾向には至らない。今日も膝上に伸びた群生地を刈り払ってきたきたが、すぐ「萌え」る。こういう「萌え」は嬉しくない。


キジョランの発芽

2013-06-23 | 蝶の食草園

Photo  四月初旬に播種したキジョランが2か月たってようやく発芽した。キジョランの生育の悪さには理由があるのだろうか。前回も発芽に時間を要して「腐ったか?」とピンセットで土を取り除き確認した程だ。

 左の10㎝ポットの苗は一昨年播種し、昨年春に杉の木立の中に定植したのだが、さっぱり成長しなかった。そこで今春に掘り上げて「再養生中」なのだ。Photo_4

 針葉樹の中に定植したのが一因かもしれないが、常緑広葉樹の下に定植した株も、庭に植えた株も大差がない。周辺で野生のキジョランは確認できず、種子は浮遊していたから存在は確実なのだが、好まれないフイールドなのかなあとも思える。

 ヒヨドリバナは刈残し、キジョランを増やしてアサギマダラの越冬を見たいのだが、環境に欠けている要素があるのだろう。代用のガガイモも生育不振であるし、オオムラサキやアサギマダラの乱舞などは、宝くじ当選に近い。


今日のトンボ

2013-06-22 | 小父のお隣さん

Photo_4  羽化間もない個体。尾が弓なりになっていて、敏捷に飛べない。翅の先端は薄く色がついているし、尾も細く「ノシメトンボ♀」と思ったのだが、それはこの際どうでもよい。

 羽化時のトラブルで、翅に異常を起こした個体は、まま見るけれど、尾の変形は初めてである。先日見た、尾の細い個体は「ノシメトンボ♀」の可能性があるものの、翅の先端は透明だったから別の種類なのだろうか。

 この姿では捕食行動は無理だろうし、おっつけ、捕食される身に違いないけれど、羽化直後で、体が完成した頃の色彩は美しいものだ。

 


背水の陣

2013-06-22 | 小父のお隣さん

Photo_6  トンボ池の一角を浅くして水稲を植えた部分がある。ここにもセリが入り込んでいるが、どういう訳か、ここのセリにキアゲハが産卵する。近くにもセリが群生している場所は多々あるけれど、この一角ほど幼虫は見られない。

  この幼虫、朝には葉をすべて食いつくし、茎を食べていた。帰宅前に移してやろうと立ち寄ったら、跡形もなく消えていた。水中に没したのか狩られたのかは不明だけれど、後の祭りだった。

 地上部が無く水面から茎が出ている状況では、食べつくせば水没である。庭のウマノスズクサもすべて地上部は食べつくされジャコウアゲハの幼虫には食草がなくなった。土手の食草に移住させる。こっちも背水の陣か?。「アゲハ類は馬鹿である」と確信を持ったこの頃だ。


**当世深川界隈流行り唄

2013-06-22 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

  信義則など 身に無き輩

        徒党並んで 知らんぷり ハア コリャコリャ

  まつりごととは 小人群れて

        不善するもの 孔子言う ハア コリャコリャ

  定数減など 廃止にしない

        未来永劫 神の棚 ハア コリャコリャ

  決意公約 ペラペラ言って

        席が決まれば ヘビの舌 ハア チロチロ

  風を変えたい 打ち出の小槌

        振ってみるたび ヘビが出る アナ コンダコンダ

  原発死者は いないで陳謝

        次の一手の 脱感作 ハア コリャコリャ

  二枚の舌持つ 永田の虫は

         カエルの面に 馬の耳 ハア コリャコリャ


*夏至

2013-06-21 | 感じるままの回り道

              早や目覚む短夜よりも歳のせい

              白々と兆せば目覚む夏至の頃

              短夜やまた一匹にさいなまれ

              テレビ見つまどろみに落つ夏日かな

              曇りでも薄明早き夏至の朝

*今季夏至限定の一句は

              松山は笑い石川大洪水  おそまつでしたあ!


ネジバナ咲く

2013-06-21 | 小父のお隣さん

Photo_6  低草で維持している部分にネジバナが開花した。芝生面ほど本数は多くないけれど、一本でも花穂が上がると美しいと感じる。

 この花も遠い記憶に連なる花で、郷里の田圃周辺の農道でよく見かけた植物の一つだ。蘭科の植物だから宿根して、毎年同じ球根で開花する花とばかり思っていたが、そうではないらしい。

 何かの折に読んだ文章に「数年をかけ養分を蓄え、一気に開花させ種子を拡散させる」と言うような記述があったように記憶している。

 刈り払い作業で、ネジバナの開花が記憶された場所は、花期前に作業を済ませるようになったのは「見たい」一心なのだろう。


奇跡的

2013-06-20 | 小父のお隣さん

Photo_2  これから刈り払いを予定している真竹の全伐地にササユリの花が見えた。近寄って数えると4本の茎に11輪ある。

 昨年は複数個所あったのが、ほとんどが消えてしまって、ヤマユリはまだ一本すら確認できなくなった。そんなフイールドだけに11輪の花があるなんて奇跡に近い。

 複数の花を付けた株に受粉した子房を1本だけ残し、他は全て折り取った。「ひどいことをする」と思いつつも、人目に触れさせないことが生き残らせるファーストステップなのだ。


*同級会

2013-06-20 | 今はうたかた

              中学の話題で一夜爺や婆

              面影の有るも無しでも同級生

              半世紀経てばそれぞれ浦島さん

              マドンナも婆さんとなり惑うなり

              静かすぎ故郷駅前梅雨の空