GITANES嗜好者・飽きた会話~「どこに売ってるの?」「タバコ屋。」
それとは無関係に・・・。
祖母の通夜式と告別式。
ここ1年で近親者だけでも4人ほど亡くし、
当然そのたびに葬儀をした。
こういう場面では、悲しむこと以外することもなく
基本的に暇なのでそれぞれの葬儀で世話になった坊主(導師)の
読経に耳を傾けた。
宗派も違うから当然内容も違うのだろうが、
素人が聴いても明らかに「読経技術の優劣」があった。
父方祖父母の葬儀は30歳代半ばのお坊さんで、
坊主に対する一般的なイメージよりもかなり若かったのだが、
声もテンポもよく、安定感があった。
昨日の母方祖母の葬式で登場した坊さん(あとで聞くところによると親戚だった)は
実に堂々としており、ささやきトーンで始まったお経は
サビでどんどん大きくなり、朗々として
葬儀場の天井を震わせた。
木魚のリズムが正にアフタービート(裏打ち?)で、
ちょっとゆっくり目のジッタリンジンを想像していただければ
分かりやすいと思う。
とにかくいい声で、鎮魂という根っこの意味で
ゴスペルを連想した。
※ゴスペルが鎮魂かどうかは知らない。
二年前の身内の葬儀の際の(”の”ばかり続くが)坊主は、
現在知っている僧の中ではダントツに下手である。
声が小さくテンポがわるく、よく途切れる。
説教の内容もくだらないことこの上なく、
聞き取りにくい。
顔が貧相で姿勢も落ち着かず
サラリーマン時代の同じ話ばかり繰り返す。
お経の省略は得意で、
一周忌の読経は一分で済んだ。
以上、紹介した3人の僧、
お布施は同額だった。
いいことかどうかわからない。
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