the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESを吸う人にはなってしまったが。
それとは無関係に・・・。

大人になったら自然に、
酒を飲むようになったり、食べ物の好き嫌い
がなくなったり、演歌が好きになったり
漫画を読まなくなったり、難しいことを考えたり
すべて自然に「大人になったらそうなる」
と思い込んでいたが、自分がおとなになって
わかったことは
「そのようなことはまったくない」という事実である。

傘もそうだ。

少年SGCは、傘を巻く作業が下手だった。
雨があがって、傘をくるくるくると巻いて
帯で留めるという作業が上手くいかなかった。
父や母がやると傘の生地の端がきれいに揃って
幾何学パターンになり、形も随分スリムになって
格好良かった。
私がやると骨も生地も揃わないし、途中で膨らんだり
全体的に膨らんだり、ひどいときには膨らみ過ぎて
帯が一周届かず留まらなかった。
問題は上手く巻けないことよりも、それで平気だった
ことなんだろうけど、どうでもいいことだった。
英国紳士がもっていそうな傘・を想像すると
元々細く巻くことができる傘を、より以上に極限まで
細く巻いてステッキと見紛うようなフォルムにして
手に持っているというイメージだ。
ああなりたいとは思わないが究極の行き先ではあると
思う。

とにかく少年SGCは傘をちゃんと巻けない人だったが
オヤジSGCも未だに傘をちゃんと巻けない人でいる。
あれもやっぱり年齢ではなく、「傘をきれいに巻ける
技術がある人かどうか」が問題であり、さらに
「傘をきれいに巻けなくてもそれが何だと言うのか」
と思ってしまうことが大問題であり、
「きれいに巻けなかったのならもう一度帯を外して
巻き直せばよろしかろう」と思い至らないことが
問題であり、
「また雨が降ったら開くではないか。それが傘の
本分だ」と理由をつけてしまうことが問題なのである。


近いうちに、デスクの抽斗の中の整理整頓が
できない人 というタイトルで書こうと思うが
本日の内容の単語をいくつか入れ替えるだけに
なるだろう。更新がラクでいい。






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