GITANESと本とひと。
それとは無関係に・・・。
ある日ともだちの部屋に遊びに行くと、書店では
よく見かけるが読んだことがない作家の本が
何冊かあった。
椎名誠、面白そうだけどいつもなぜか本屋で
買わずに素通りしていた。
そうか、M君はこれも読むのか。
パラパラとめくって読んだ。面白かった。
すぐにミニバイクに飛び乗り、書店を目指した。
財布の中身は頼りなかったが、とりあえず椎名誠の
文庫本を買えるだけ買って自宅に帰った。
そこから長い間新刊が出るたびに買っていたよう
に思う。
本の雑誌 という雑誌のことも知り
買うようになった。それを創刊させた一人の名前も
よく見かけるようになった。目黒考二。
椎名誠ら4人が登場する本・発作的座談会など
何度も読んだ。
その後発作的座談会だけでも数冊発刊されたと思う。
その目黒氏が亡くなったと聞いた。
そうか、あの人たちも年齢を重ね
いつまでもあの頃のような訳にはいかんのだ と
当たり前のことに気づいた。
そう言えば椎名誠氏もコロナにかかり、意識を
失ったりとかなり健康を害したようだ。
まだまだ元気そうだが、もう若い訳ではない。
私が20歳の頃、少し先に青春を謳歌した世代だ。
随分時間が過ぎた。
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