師匠は私が入院中に「桔梗」を描いてきました。
私の手術を前にして母が亡くなって辛さの極みですねと言ってきました。
師匠! こうなると辛さというより気持ちの焦りです。
葬儀の段取りと、入院の準備で忙しく悲しむ余裕はありませんでした。
一番の心配は、私が入院中に母が亡くなることでした。
それが回避できただけでも、ありがたいという不思議な気持ちでした。
話は変わりますが、入院生活は初めての経験でした。
退屈の極みです。何もすることがありません。
本を読むかテレビを見るかしかありません。
それも面倒臭くなると、何も考えることがなくなります。
朝6時に起きて顔を洗ったら、8時に朝食が届きます。
12時に昼食が届き、18時に夕食が届きます。
21時には消灯です。
診察が午前中か午後に一回あります。傷の様子を見るだけです。
何もすることがないので、考える必要もありません。思考は停止しました。
こうなると、あとは寝ているだけです。
今は入院ボケで停止した思考が回復しつつあります。
相続のこと保険の請求のこととすることはありますが、相続は難しそうです。
桔梗の名は根が結(桔)実して硬(梗)いことに由来する。 「ききょう」の読みは「きちこう」が転じたものだという。 桔梗の 花で吉凶を占ったので、キチキョウと桔梗が関連するという説も ある。 また、木偏を取ると「吉更」、つまり「さらに吉」となる ことから好まれた。 |
↑師匠が私にくれた絵手紙
したっけ。
お師匠さんの気持ち、願いも込められた
桔梗の花、きれいですね。
どうぞご自愛ください。