かなり古新聞になってしまいました。1月20日の話題の続きとなります。鮮度の高さは不要な情報ですが、一週間も経過すると、年齢も影響して?なかなか思い出せません(汗)。
小幡山七福神神社に続いて小美玉市の手接神社(てつぎじんじゃ)を訪れました。こちらは茨城空港前から県道360号を使って羽生へ向かう途中に立ち寄るコンビニの近くにあり、そのコンビニは霞ヶ浦へダイヤモンド富士を見に行くときによく利用します。昨年末に訪れた時、コンビニの駐車場から少し散策したときに見つけたのがこの看板。それ以来、ずっと気になっていました。
かっぱの神様? 手接大明神? 河童と手はどのような関係にあるのだろうか。とても興味があります。
県道入口にある社号標
300mほど歩くと神社が見えてきました
石燈篭の先に鳥居
その途中の左手に石造の河童像。その下に神社の縁起が刻まれています。読みづらいので、小美玉市観光協会のHPから手接神社についての説明を引用しておきます。
「昔、お殿様が、乗っている馬の尾を引っ張って川に引きずり込もうとしていた河童の手を刀で切り落とし、手を失った河童が夜中に泣いて手を返してほしいと頼みに来た。手を返すと、河童はお礼にと毎日お殿様のもとへ魚などを届けた。ある日魚が届かず、不思議に思ったお殿様が川へ行くと、河童が魚を持ったまま死んでいたのを見つけた。お殿様は哀れに思い、河童を祀った。」という伝説のある神社。手の病気に霊験があるとされ、手形や手袋などが奉納されている。 なお、手を切り落とされた場所はお隣の行方市芹沢に有り、「手奪橋」として残っている。(引用終わり)
なるほど。要するに、切り落とされた河童の手を返して接いだのですね。
河童像をズーム。手に不自然なところは無さそうです・・・
鳥居の先の御手水
右手には末社が並びます。いくつか紹介しておきます。
中央には、子安・北野・豊年・疱瘡神社
稲荷神社
再び正面。石灯篭の先に狛犬と拝殿
狛犬(阿形)
狛犬(吽形)
拝殿にお参りします。賽銭箱が無く、拝殿に投げ入れて下さいと掲示がありました。
拝殿の扁額
拝殿の右側。扁額や絵が掲げられています
拝殿の左上。こちらにも扁額
拝殿の裏手にまわります。質素な拝殿とは異なり、立派な本殿です。
本殿の屋根
隙間から本殿をのぞかせてもらいました
再び拝殿脇。たくさんの手袋が奉納されていました。小美玉市のHPによると、河童伝説の残る手接神社では、いつしか手形を奉納すると「手の病が治る」と信じられ参拝客が訪れるようになりました。現在では形を変え、手形や手形絵馬の代わりに手袋を奉納される方もいらっしゃっているようです。(引用終わり)
帰りに参道から林の中へ寄り道したところ、小さな神社を見つけました。
与沢の古社と呼ばれるそうです。手接神社との関係は不明です。
昨年末から気になっていた珍しい河童の神社、見ごたえありました。河童と手接(てつぎ)の謂れが分かりました。次回霞ヶ浦へ行く機会があれば、是非「手奪橋」を訪れてみたいです。
ところで先週末から本ブログへのアクセス数が急増していました。ここ1週間のアクセス状況を調べてみました。
ようやく昨日いつものアクセス数に落ち着きました。多くの方にアクセス頂いたダイヤモンド大仏は数日で終わり、霞ヶ浦のダイヤモンド富士の観察ポイントもかなり南下。今月末で終わってします。もうチャンスはないかな? 次の楽しみは大洗海岸からのダルマ朝日です。車を使えば出社前に楽しめるので、毎朝早起きして気象衛星画像とにらめっこです(笑)。しかし冬型の気圧配置や南岸低気圧などで雲に邪魔され続け、なかなかチャンスが巡ってきません。2月末になると日の出時刻が6時10分、アパートを出る時刻は5時20分となり4時40分起床。ちょっと厳しくなりますね。残り1か月が勝負です。