おかんのネタ帳

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12人のやさしい日本人

2006-01-29 22:51:35 | 舞台・映画・ドラマ
昨夜、WOWOWで舞台「12人の優しい日本人」を放送してました。以前の私なら、気にもしなかった番組なんやけど、ちょっぴり舞台の魅力を味わってしまったこともあって、録画しました。三谷幸喜の作・演出の舞台です。あのヘンリー・フォンダ主演の名作「12人の怒れる男」をパロったような作品。しかも、昨夜はライブなんですよ。10時半ぐらいから再生してみてました。2時間強の舞台。おもしろかったですね。

大阪ドラマシティ。最初に、三谷さんがマイクを持って登場。相変わらず、面白いことを言ってました。そして、いよいよ12人の役者さんたちが登場して、舞台が始まります。ドラマと違って、セリフがけっこう早いですね。ストーリー自体は、シンプルです。最初、全員一致で無罪になった評決を、あまりのあっけなさから、陪審員2号の生瀬さんが「話し合いましょう」と言ったところから、審議が混迷するのです。
セットもそのままで、音楽もなく、役者さんが語り、わめくというような展開。
個性的な役者さんばっかりなんで、ホントに息つく間もないんですよ。目まぐるしくてスピーディ。無罪から有罪、有罪から無罪、二転三転する個々の心理が、スリリングで、可笑しくて、ホントに引き込まれるんです。笑いどころ満載で、さすが三谷作品らしい。(って、古畑任三郎ぐらいしか知らんけど・・笑)
引き込まれて観てしまう後半、笑いどころは「ジンジャエール!」、かな?
前半、沈着冷静やった生瀬さんの真逆な結末。もっと冷静で理論的かと思えた小日向さんがけっこうコミカルやったり、筒井くんが良い味出してたね。それに堀内敬子さんもおもしろかったし。そうそう、かつて「いいとも・・」にも出てた堀部くんが、役者してるからビックリしたわ・・
後半活躍する江口洋介さん。初舞台らしいんやけど、なかなか堂々としてました。っていうか、江口さん、ちょっと太ってない? 

三谷作品といえば、映画「THE 有頂天ホテル」。豪華キャストでヒットしてるみたいやね。
ツッコミのダンナ曰く、「これもあの映画パロってるで~」

ちなみに、テレビで見ると、あのドラマシティの舞台って、そんなに広くないって感じですね。ここで、あの「彼」も見たし、今度の舞台も観るんやけど。
そうそう、この放送の最後に、次回やる舞台中継の紹介がありました。
そう、あの「ダブリンの鐘つきカビ人間」が紹介されてたんですよ。
2月8日。東京公演の様子が放送されます。楽しみやね~

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