丹後半島から県道11号線を通り、山陰を走る国道178号線に出る。
ジオパークに選定された海岸線、きれいだ。
今子浦にある「かえる島」に寄ってみた。
「かえる島」は、祈願岩。
かつて、北前船で航海に出た男達が無事帰る事を、この島に祈願したという。
今は「何かがかえる」という願掛け島になっているらしい。
波打ち際に三脚を立て写真を撮る人影。
余部の鉄橋を過ぎて、少し走ると国道沿いに湧き水「妙見水」を見つける。
飲んでみると、なんだかドブ臭い。
コップも用意されているのだが、ちょっとこの水を汲む気にはならず
行く前からチェックしておいた「不老の水」を探す事にした。
よく整備されている「香住青年会議所」の皆さん、ごめんなさい。
その場所を見つけるのには、少々、苦労した。
地元の人に聞くと、「不老の・・・、そんな、いい名前が付いているのかい。」と、
笑いながら親切に教えていただいた。
少し進むと、測量中の人達に遇い、渋々通してもらいながら到着。
落ち葉に覆われた岩肌から水がしみ出している。
下の看板の「だつくり」は、何の意味だろう?
お地蔵様が祭られ、古くから地元の人に愛されている水なんだろう。
でも、民家があった場所からはかなり離れていて、歩いて汲みに来るには
かなり、時間がかかるのではないだろうか?
少し汲みにくいが、車に積んであったペットボトル30本に有難く頂戴した。
ほんとに狭い林道だと思っていたが、この道は、近畿自然歩道。
日本海を眺めながら歩く道なんだ。
いつも旅の目的の一つでもある「湧水持ち帰り」。
目的を果たせて、宿へと向かう。
今宵の宿、七釜温泉「あかね荘」に到着。