串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

経ケ岬灯台

2010年12月13日 | 旅-関西

丹後半島の最北端「経ケ岬」は、近畿地方の最北の地でもある。

経ケ岬灯台公園の駐車場に車を停めると、はるかかなたに灯台が見える。

灯台までは400mだが結構な上り道が続く。

歩く事15分、やっと灯台に到着。

明治政府の富国強兵策の一環として作られ、「近代化産業遺産」に指定されている。

日本の灯台50選の一つでもあるらしい。

明治31年12月、初点灯のプレートがかかっている。

灯台の機能など分からないが、このプレート1枚で、文化財としての価値を感じる。

美しい灯台だと思う。

不思議なもので、灯台へ来ると思わず口ずさむ「おいらみさぁきの灯台守は・・・」。

映画「新・喜びも悲しみも幾年月」は、ここが舞台だったとか。

昭和34年までは、人が常駐したという。

ここに住んでいたのだろうか?

 

この灯台や付属施設は、140m下の海岸から切り出した安山岩を
加工し運び上げて作られたという。

灯台は白く塗られているが、苔むした塀を見れば、なるほどと思う。

このあたりの石だったんだろう。

不要になった石材が無造作に積まれ、その上にツタや木々が生い茂っている。

先人達の苦労を思うと、ちょっと物悲しい光景だった。

今まで行きたいと思っていた経ケ岬灯台を、初めて訪れる事が出来た。

長年、あそこへ行きたい・・・と、思っている場所への訪問が可能になるという
事は、大変嬉しいものだ。

まだ、そういう場所が、日本中にいくつもある。

年齢を考えると、全部、見て回るのは不可能。
だから、海外まで手が回らないんです。

 昼食は間人(たいざ)の「味工房ひさみ」の地魚定食。

地魚は、さばのミリン干し。
なんか、イマイチぴんとこない、大阪でも食べられる地魚だなぁ。

甘過ぎず、味は良かったが、身がとりにくくて食べずらい。

刺身はカツオ。

 味噌汁がおいしかった。

魚のアラでとった出しに、乱切りした大根がいっぱい。