夕食は1階の食事処で。
部屋に入ると、七輪で、甲羅に入ったカニ味噌が焼かれている。
刺身は、カニ、甘エビ、それにイカ。
前菜は、イカの麹漬け、セコカニの身と外子。
セコカニの内子はおいしいけど、外子は好きじゃない。
酢の物がいい味。
カニ身と大根などの野菜で、酸っぱくなくておいしい味付けだ。
どんと盛られたブランドカニ。
全部、生で食べられる。
足とカブと呼ばれる甲羅の中の部分を焼きカニにする。
足を鍋の中でしゃぶしゃぶ。
味噌をこそげとった中に熱燗のお酒を入れてぐっといただく。
鍋の後はお決まりの雑炊。
雑炊にはうこっけいの卵を溶いていただく。
カニ、ぷりぷりで甘く、私はおいしいと思ったが、ダンナはイマイチのようで首をかしげる。
以前、天橋立の宿で食べた味が忘れられないらしい。
デザートは、りんごのほろほろシャーベット。
部屋でいただく。
ふわっと口の中で溶けてしまうような、おいしいシャーベットだった。
お腹がいっぱいになり、一人一杯のカニも残してしまう。
はぁ、食べられないものだ。
隣室の団体さんは、全部たいらげたのだろうか?
残したカニは、一度冷凍にして、翌日、チェックアウトの時に
野菜と一緒に保冷バックに入れて頂き持ち帰る。
朝食は昨夜と同じ部屋で。
茶碗蒸し、肉じゃが、切干大根の煮付けなど、
味付けがいい大女将手製の料理が並ぶ。
そして、味噌汁はこれだ!
大きいセコカニ1杯。
足の身も内子、外子もしっかりついている。
カレイの一夜干しは、塩加減が丁度良くておいしい。
食後のコーヒーは、部屋でいただく。
私好みの煎りの深い、おいしいコーヒーだった。
これで宿泊料金が@21,000円。
決して高くはないだろう。
この時期、関西人は「カニ食べに行こう!」と、北陸や山陰へ向かう。
私もその一人になった訳だが、カニ目的の宿泊は、もういいや。
カニ、食べるのが面倒です。
足の3本も食べれば充分かな・・・?
大女将が作られる料理がおいしかった。
カニよりも、そちらをメインで食べたかった。
又、季節を変えて泊まりに行こうと思う。