木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

皆さんの地方は台風の影響はどうでしたか?

当地は雨・風それなりに強く降りましたが、大きな被害はありませんでした。

バイク練習に出る時は雨が上がっていたのですが、後半に降られてしまいました。

スペインで開催中の自転車ロードレース、ブエルタエスパーニャの乾いた路面がうらやましいです。

さて、この人参を刻んだ写真をご覧下さい。

?、普通は横長に使うまな板を縦に使っています。

まな板の中央がへこみ、縦に使わないと切り残しが出てしまうからです。

大部屋の時代劇俳優のように何万回と切られた刀傷がいたいたしいです。

木はホオノキで、木目が穏やかで刃あたりが柔らかいので調理にむいているのですが。

自動かんなで削り直します。

見た目以上に中央部はくぼんでいて、何回もかんな盤を通して、

平らになりました。

次は超仕上げかんな盤で、表面をきれいするのですが、モーターが回りません。

よく見るとプラグの一極が下がっていたので、これを引っ張り出したら無事始動。

こちらはもう平面が出ているので、数回かければ出来上がりです。

木口や両サイドは機械にかからないので、かんなで削り、面を落とします。

食品衛生法に適合したウレタンニスを

2回ほど濡れば完成です。

月曜から磐田で使われていますが、ずいぶん使いやすくなりました。

すでに多くの刃あとが残っています。

昨夜もこんなにたくさんの野菜を楽しく刻みました。

包丁の善し悪しは、料理好きの人の話題になることがあっても、まな板はありません。

しかし、どんなに包丁が切れても、受け手であるまな板がなければその実力を

発揮することはできないことを私たちは忘れがちです。

まな板の第二の「切られ人生」が始まりました。

もう1回削り直しができるかは微妙なところです。

それでは今日も元気に行きましょう。



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