木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

朝5時にちょっとぐずぐずしましたが、前日のように飲み過ぎてはいないで

起きたら、シャキッと掃除機と風呂場の掃除をします。

合わせ砥石で軽く牛刀を研いでから野菜を刻みます。

山荘の朝食はやはりこれがいいです。

昨日は飲み過ぎで右目、充血、痛みを感じながら作業をします。

内容は主屋、東面に耐力壁を構成するために、筋交いをつけます。

耐力壁とは風圧と地震に耐えることを目的に、筋交いの長さに換算して表します。

今回使うリベロⅡという金物には耐力2倍計算と書いてあるので、

この筋交いが1.8mとすると3.6mと置き換えられます。

筋交いの長さは、平屋金属屋根の場合は、

延べ床面積の1.1倍の筋交いが必要になります。

では、その墨付けの方法を教えます。

45×105㎜(これ耐力2倍計算)を現物で当てる方法もありますが、

せっかくなので尺金を使ってやりましょう。

筋交いをつける分ける縦、横の長さを計ります。

縦1820、横700とすると

筋交いの長さは 1820の二乗+700の二乗の平方根=2,573.8

その傾きは700÷1820=0.38となります。

長さに切った平角に墨壺で芯墨を打ちます。

尺金の長手を目盛り10を右端の芯墨の上に置きます。

尺金の妻手(短い方)を傾きの数値38を左の芯墨に合わせて斜めに墨を引きます。

これが柱側に付きます。

次はこの斜めの墨に対して尺金を当て直角の墨を引きます。

こらが土台や梁の横架材に付くことになります。

たった1本取り付けたところで、松崎に向かいます。

伊豆長八美術館で校外研修に来ている伊豆高等職業訓練校の仲間に合うためです。

忘れていましたが、15年前、この駐車所の左側にある小さななまこ壁の

下塗りのボランティアをやったことを思い出しました。

2時過ぎに筋交い作業再開。

ちなみにたすき掛けは耐力計算2倍になります。

夕方に3組の筋交とその右に1本の筋交いをつけました。

今日はこのたすきがかかってない所に窓枠をつけます。

できれば筋交いに間柱も入れられればと思います。

午後は雨が降るそうなので、雨仕舞も少し考えないと行けません。

それでは皆さまもよい日曜日をお過ごしください。

 

 

 



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