先日歌舞伎を観に行った。これまで歌舞伎自体何度か観た事はあったが、歌舞伎座での歌舞伎は初めてだった。
ご存じの通り121年の伝統と歴史を育んだ歌舞伎座は平成22年4月の興行をもって改築される。その前には是非とも行きたかった。
待ちきれず開場30分前に到着する。歌舞伎座の残り時間が表示されている。こうしている間にも刻々と残り時間が減って行く。

改めて歌舞伎座を眺める。風情のある何とも趣と歴史のある建物である。どうにかこの状態を維持しながらの保存は出来ないものだろうか?と思ってしまう程である。

この日はちょうど「歌舞伎座さよなら公演・九月大歌舞伎」の初日で、入口にはテレビカメラや待ちきれない多くのファンたちで溢れていた。

第一幕:竜馬がゆく~染五郎
第二幕:時今也桔梗旗揚~吉右衛門・幸四郎
第三幕:お祭り~芝翫・染五郎
第四幕:河内山~幸四郎

10時半開場。ファンのほとんどを占めるご高齢者さんたちと一緒に場内に流れ込む。場内は歴史がありそうな赤い絨毯が敷き詰められており、思っていた以上に広かった。昼食を予約し、開演までの間、場内を散策する。入口付近には役者の奥方と思われる着物姿の女性が多数立っており、挨拶を交わしていた。お土産売り場では食べきれないほどの試食を繰り返し、満腹状態で席に着く。1階2列1番・・・最前列から二列目の花道のすぐ横の席であった。

花道の下には逆側に通り抜ける通路があった。記念にと二度くぐる。そして間もなくして開演。第一幕「竜馬がゆく」は染五郎主演の今回が完結編。第二幕「時今也桔梗旗揚」は吉右衛門と幸四郎の珍しい兄弟競演。花道を役者が行き交う。スポットを浴びて私は少し照れてしまう。ただ舞台に向かって左隅の席からは隠れて黒子さんが台詞を役者に教えている姿がよく見えてしまい、ついつい「龍角散」のCMを思い出してしまった。事前にあらすじを熟読し、尚且つ手元に置いたままで舞台の進行と辿るように確認したので、歌舞伎初心者の私でも台詞は難解であったが、楽しめた。ただ花道で見栄を切る吉右衛門の表情が背後しか見えずに少し残念だった。

今回は最後の歌舞伎座に間に合って良かった~と言う安堵感と共に歌舞伎もなかなか面白かったな~と非常に満足した一日であった。
趣味は?と聞かれれば「歌舞伎を少々」と答えようと思う。
第一幕:竜馬がゆく~最後の一日
坂本竜馬 染五郎
近江屋女房すみ 高麗蔵
桃助 男女蔵
近江屋新助 猿 弥
伊東甲子太郎 錦 吾
淡海槐堂 竹三郎
後藤象二郎 門之助
中岡慎太郎 松 緑
第二幕:秀山を偲ぶ所縁の狂~時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)
饗応の場
本能寺馬盥の場
愛宕山連歌の場
武智光秀 吉右衛門
四王天但馬守 幸四郎
安田作兵衛 歌 六
桔梗 芝 雀
山口玄蕃 歌 昇
森蘭丸 錦之助
丹羽五郎 男女蔵
三村次郎 亀 寿
森力丸 種太郎
鈴木草太 宗之助
園生の局 吉之丞
長尾弥太郎 桂 三
浅山多惣 由次郎
連歌師丈巴 家 橘
矢代條介 友右衛門
皐月 魁 春
小田春永 富十郎
第三幕「名残惜木挽の賑」
お祭り(おまつり)
芸者 芝 翫
鳶頭 歌 昇
鳶頭 錦之助
鳶頭 染五郎
鳶頭 松 緑
鳶頭 松 江
手古舞 孝太郎
手古舞 芝 雀
第四幕「天衣紛上野初花」
河内山(こうちやま)
松江邸広間より玄関先まで
河内山宗俊 幸四郎
高木小左衛門 段四郎
宮崎数馬 門之助
近習大橋伊織 松 江
同 黒沢要 男女蔵
同 米村伴吾 亀 寿
同 堀江新六 種太郎
同 川添運平 隼 人
同 間宮帯刀 宗之助
北村大膳 錦 吾
腰元浪路 高麗蔵
松江出雲守 梅 玉
有限会社やな瀬不動産
ご存じの通り121年の伝統と歴史を育んだ歌舞伎座は平成22年4月の興行をもって改築される。その前には是非とも行きたかった。
待ちきれず開場30分前に到着する。歌舞伎座の残り時間が表示されている。こうしている間にも刻々と残り時間が減って行く。

改めて歌舞伎座を眺める。風情のある何とも趣と歴史のある建物である。どうにかこの状態を維持しながらの保存は出来ないものだろうか?と思ってしまう程である。

この日はちょうど「歌舞伎座さよなら公演・九月大歌舞伎」の初日で、入口にはテレビカメラや待ちきれない多くのファンたちで溢れていた。

第一幕:竜馬がゆく~染五郎
第二幕:時今也桔梗旗揚~吉右衛門・幸四郎
第三幕:お祭り~芝翫・染五郎
第四幕:河内山~幸四郎

10時半開場。ファンのほとんどを占めるご高齢者さんたちと一緒に場内に流れ込む。場内は歴史がありそうな赤い絨毯が敷き詰められており、思っていた以上に広かった。昼食を予約し、開演までの間、場内を散策する。入口付近には役者の奥方と思われる着物姿の女性が多数立っており、挨拶を交わしていた。お土産売り場では食べきれないほどの試食を繰り返し、満腹状態で席に着く。1階2列1番・・・最前列から二列目の花道のすぐ横の席であった。

花道の下には逆側に通り抜ける通路があった。記念にと二度くぐる。そして間もなくして開演。第一幕「竜馬がゆく」は染五郎主演の今回が完結編。第二幕「時今也桔梗旗揚」は吉右衛門と幸四郎の珍しい兄弟競演。花道を役者が行き交う。スポットを浴びて私は少し照れてしまう。ただ舞台に向かって左隅の席からは隠れて黒子さんが台詞を役者に教えている姿がよく見えてしまい、ついつい「龍角散」のCMを思い出してしまった。事前にあらすじを熟読し、尚且つ手元に置いたままで舞台の進行と辿るように確認したので、歌舞伎初心者の私でも台詞は難解であったが、楽しめた。ただ花道で見栄を切る吉右衛門の表情が背後しか見えずに少し残念だった。

今回は最後の歌舞伎座に間に合って良かった~と言う安堵感と共に歌舞伎もなかなか面白かったな~と非常に満足した一日であった。
趣味は?と聞かれれば「歌舞伎を少々」と答えようと思う。
第一幕:竜馬がゆく~最後の一日
坂本竜馬 染五郎
近江屋女房すみ 高麗蔵
桃助 男女蔵
近江屋新助 猿 弥
伊東甲子太郎 錦 吾
淡海槐堂 竹三郎
後藤象二郎 門之助
中岡慎太郎 松 緑
第二幕:秀山を偲ぶ所縁の狂~時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)
饗応の場
本能寺馬盥の場
愛宕山連歌の場
武智光秀 吉右衛門
四王天但馬守 幸四郎
安田作兵衛 歌 六
桔梗 芝 雀
山口玄蕃 歌 昇
森蘭丸 錦之助
丹羽五郎 男女蔵
三村次郎 亀 寿
森力丸 種太郎
鈴木草太 宗之助
園生の局 吉之丞
長尾弥太郎 桂 三
浅山多惣 由次郎
連歌師丈巴 家 橘
矢代條介 友右衛門
皐月 魁 春
小田春永 富十郎
第三幕「名残惜木挽の賑」
お祭り(おまつり)
芸者 芝 翫
鳶頭 歌 昇
鳶頭 錦之助
鳶頭 染五郎
鳶頭 松 緑
鳶頭 松 江
手古舞 孝太郎
手古舞 芝 雀
第四幕「天衣紛上野初花」
河内山(こうちやま)
松江邸広間より玄関先まで
河内山宗俊 幸四郎
高木小左衛門 段四郎
宮崎数馬 門之助
近習大橋伊織 松 江
同 黒沢要 男女蔵
同 米村伴吾 亀 寿
同 堀江新六 種太郎
同 川添運平 隼 人
同 間宮帯刀 宗之助
北村大膳 錦 吾
腰元浪路 高麗蔵
松江出雲守 梅 玉

