有明コロシアムで東レパンパシフィックオープン(第三日目)を六年ぶりに観戦した。
前回は何気なく応募してチケットが当選したので、今回も何気なく応募したらまたまた当選してしまった。チケットは引き換え券なので、当日10時開場と同時に引き替えたらコートサイドのSS席(7000円)と交換して貰った。
入場するとそれまで閉ざされていた屋根が少しずつ開き、明るくなって行く幻想的な場内を、すでに練習が始まっているセンターコートを横目にぐると回って席に着く。
席に座ると、サイドラインは少しだけ見難いものの、なかなか良い席である。
11時からダブルス一回戦が始まり、13時からシングルス二回戦が始まる。リオ五輪の準決勝と同じカードでモニカ・プイグ(プエルトリコ)とペトラ・クビトバ(チェコ)戦。
リオではプイグがプエルトリコ人として初の金メダルを獲得する快挙を達成し、敗れたクビトバは三位決定戦で勝ち、銅メダルを獲得した。
第一セットは長身サウスポーのクビトバが6-1で獲り、このまま圧勝かと思いきや、プイグが6-4と取り返し、フルセットまでもつれた。会場にはご年配者さんたちが多く見られ、前席のおじ様は手作り(と思われる)五穀米おにぎりを驚くほど食べ続け、その横の奥様はゆっくりと舟を漕いでいた。
フルセットが始まる前に雨による中断。屋根が閉まるかと思いきや、小雨になった。
スタッフさんたちがタオルでコートを拭き、ようやく試合再開。
第三セットは金メダリストの貫禄で6-4でプイグが逆転勝ち。そしてその次の大坂なおみ戦は時間の関係で試合途中で会場を出た。気が付けば五時間以上夢中で観戦してしまった。通常のスポーツ観戦とは異なり、静寂の中での観戦は実に面白く、自宅からコロシアムまで30分足らずと言う距離もあり、これからテニス観戦もありだな~と思った。(明日おまけ編に続く)