映画「42 ~世界を変えた男~(2013年公開)」を観た。
【解説】黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの伝記ドラマ。白人の世界だったメジャーリーグに飛び込み、偏見や差別に屈することなく奮闘した彼の姿を描く。監督は、『L.A.コンフィデンシャル』の脚本家としても知られるブライアン・ヘルゲランド。テレビドラマ「FRINGE/フリンジ」などのチャドウィック・ボーズマンが、ジャッキーを快演。親身になって彼を支えたドジャースの重役ブランチ・リッキーを、名優ハリソン・フォードが徹底した人物リサーチと特殊メイクを施して演じ切っている。
先日当社42周年のブログでも書いたメジャーリーグで唯一全球団の永久欠番42番は彼の背番号のことである。冒頭サチェル・ペイジが登場する。長い歴史のある慣習を打破するのは並大抵のことではなく、「もはや世の中は単純ではない。昔から複雑なのだ」の台詞はなかなか深くて重い。また「全員42番を着れば違いが分からない」とチームメイトから語り掛けるシーンは毎年4/15に彼がメジャーデビューした日にちなんで全選手が42番のユニフォームを着てプレーする「ジャッキー・ロビンソンデー」のベースとなっているのだろうか?ただ以前観た「ミシシッピー・バーニング」のようなえげつない人種差別は思っていた以上に少なく、野球のシーンも含めて全体的にとてもソフトタッチですんなりと「ゲームセット」を迎える。
ジャッキーの奥さん役のニコール・ベハーリーが何とも可愛らしかった