上映されたばかりの映画「ハードコア」を息子と観に行った。
【解説】トロント国際映画祭で上映されて反響を呼んだ、異色のアクション。大事故で損傷した肉体にマシンを組み込まれたことで超人的能力を得た男が、妻をさらった悪の組織に立ち向かう。監督はロシア出身の俊英、イリヤ・ナイシュラー。『マレフィセント』などのシャールト・コプリー、『イコライザー』などのヘイリー・ベネット、『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』などのティム・ロスらが出演する。主人公の視点のみの完全一人称で映し出されるビジュアルや、壮絶なシーンの数々に息をのむ。
予約編を観て、実に面白そうだと息子を誘って上映2日目に出掛けた。解説にもあるように「主人公の視点のみの完全一人称」での映像は慣れるまでかなりの違和感があり、アクションシーンは目眩がしそうなほど、激しく動く。
ただ次第に観方が分かって来ると、主人公気分になれる。QUEENのDON'T STOP ME NOWに乗ってのアクションシーンもなかなか斬新で、荒野の七人風のパロディもくすりとしてしまう。ただ映画と言うよりもテレビゲームであり、どこかのバーチャル体験のアトラクションで登場しそうな作品にも思える。まあ、妻エステル役のヘイリー・ベネットがいい感じだったから良かったってことで・・・
ただ観終えた後の息子の感想は「父と行く映画は面白くない」と不本意な感想だった。確かにこれまで一緒に観た「レ・ミゼラブル」・「それでも夜は明ける」・「マン・オブ・スティール」のインパクトが強かったからね・・・でも「君の名は。」もあったじゃないか?と反発してみる。