東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

歌舞伎:「十二月大歌舞伎」

2017年12月10日 10時02分59秒 | 歌舞伎の話

歌舞伎座で「十二月大歌舞伎(第三部)」を観た。

【みどころ】

第一幕:瞼の母

母と息子の互いを思う心情を巧みに描き出す『瞼の母』は、長谷川伸による新歌舞伎です。作者が幼い頃に経験した母との別れを題材にした作品で、一途に母を思い、幼い頃に別れた母をずっと探してきた忠太郎と、母おはまが対面する場面がみどころです。しかし、おはまは母と名のらず、親子は再び別れることとなり…。一心に母の面影を求める息子と、将来のことを考え冷たい態度をとる母のせりふの応酬、名ぜりふが胸を打つ新歌舞伎の傑作にご期待ください。

第二幕:楊貴妃

長編詩「長恨歌」と能の「楊貴妃」を題材とした舞踊『楊貴妃』は、人気作家・夢枕獏が坂東玉三郎のために書き下ろした作品です。亡くなった楊貴妃への思いが忘れられない玄宗に、楊貴妃の魂を探すよう命じられた方士は、蓬莱山の宮殿で楊貴妃を呼び出します。すると、楊貴妃の魂が在りし日の美しい姿で現れ…。二枚扇を巧みに扱う華麗な舞がみどころの一つです。夢幻の境地へ誘う燦爛たる舞踊をご堪能ください。

昨年1月以来の玉三郎と中車(香川照之)の共演を楽しみに師走の歌舞伎座に向かった。歌舞伎座は夜が一番綺麗だ。

第一幕の「瞼の母」では柴又や江戸川・荒川等の馴染みある名称が出てきてついつい親近感。花道横の席だったので、ずぐ隣を玉三郎・中車が通り過ぎて行く。第二幕の「楊貴妃」、玉三郎の舞踊は2011年10月以来だったが、妖艶な美貌と舞にはついつい惚れ惚れしてしまう。ちなみに12月は三部制なので、第一幕第二幕合わせて約2時間の上演時間で、幕間も一回なので私は好きな構成である。

これで今年の歌舞伎納めだろうか?今年もたくさん舞台が観れて何よりの一年であった。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする