映画「ミクロの決死圏(1966年公開・原題Fantastic Voyage)」を観た。
【解説】アメリカ亡命の直後に襲撃され脳内出血となり、外科手術が不可能となった要人を救うため、米政府は医療チームを潜水艦ごとミクロ化し、体内に送り込んで手術する作戦を決行する。だが、脳外科医、循環器専門医、潜水艦艦長、諜報員ら5人のチームは60分以内に患部を探し出し、手術を完了しなければならなかった……。「海底二万哩」のリチャード・フライシャー監督によるSF特撮映画の名作。出演はスティーブン・ボイド、ラクエル・ウェルチ。アカデミー賞では美術賞および視覚効果賞を受賞した。
様々な最新鋭の計器がすべてアナログだったことに私が生まれた年に公開された作品なのだと改めて思う。当時としてはかなり斬新で漫画チックな内容であるが、半世紀経った現在の最新医療は作品並みの進歩を遂げている。ただ数々のアクシデントが比較的平坦で、異物が体内に入ると白血球らの抗体が攻撃するシーンもあっさりとクリアしてくれ、タイムリミットのハラハラ感もさほど感じることなく、あっさりと100分でエンディングを迎える。アカデミー賞で美術賞・視覚効果賞を受賞しただけあり、粗い映像も逆に味があり、最新技術で撮り直して欲しいとは思わなかった。また原題Fantastic Voyageよりも邦題はファンタスティックだった。
コーラ役のラクエル・ウエルチがやたらエロかった。