さだまさしの名曲「親父の一番長い日」。ご存知、娘を奪われる男親の歌である。
数日前に我が家にもその「一番長い日」がやって来た。ふと30年前の自分を思い出す。挨拶するタイミングが分からず、変な気まずい間があった気がする。だからご挨拶は最初に済ませて貰った。昔から「好きな人と結婚するべき」と伝えて来たので、娘が選んだ伴侶に反対する理由もなく、とりあえず一回は「絶対、この結婚は認めないぞぉ~」と頑固親父を演じてみたかったが、真剣に頭を下げ緊張している初対面の青年にそんな冗談も言えず、ただただこちらこそ宜しくお願いしますとだけ返事し、その後みんなで会食を楽しんだ。
彼の出身地は広島で、出身大学は関西大学とそれぞれ私がひとり旅で訪れた場所ばかりで、親近感と共に会話が弾む。ただカープファンだったので、遅ればせながら「この結婚は認めん」と平泉成風に言ってみた。それにしても自分が歩んできた人生があれこれと繋がっていくのは実に面白いものである。結局「奪っていく男を殴る」こともなく、終始穏やかな夜だった。
【←やってみたかった頑固親父のイメージ】
これから一番近い他人との生活には色々なことがあるだろう。まずは数年後、数十年後にどのような家庭を築きたいのか?を見据えた上で、考えて、話し合って、軌道修正して行って貰いたいものだ。またこれからの優先順位はあくまでも伴侶であって、君たちの家族である。親はそれほど上位でなくて良い。父も母もこの状況をかなり前から見据えて様々な準備して来たので、何も心配はいらない。ただ娘の親としては、旦那さんが帰りたくなるような家庭を築いて欲しいものだ。その為にはやはり料理の腕をもっと上げること、身だしなみをしっかりすること、そして家を綺麗にしておくことだと思う。男女平等と言われる時代であるが、やはり家事や育児は女性が好ましいと思ってる。
心からおめでとうぉ~
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