ここ数年、ずるいことは駄目、卑怯なことは駄目の絶対的正義感が世の中に溢れている。
とても気持ちがいい反面、度が過ぎるといかがなものか?とも思ってしまう。リーク、内部告発からワールドカップロシア大会から導入されたビデオ判定を始め、鵜の目鷹の目ですべての物事に白黒をはっきりさせる傾向にあるが、そればかりだとどうにも息苦しくなるし、物事がスムーズに進まなくなる。内容によっては片目をつぶることも必要な時もあると思う。自動車のハンドルやブレーキにある「遊び」は急激に反応しない為に必要なシステムである。
もう少しだけ「遊び」を残しておかないと、色々な意味で過剰反応ばかりの世の中になっちゃうよ。