【8/8(日)~8/14(土)まで夏休みとさせて頂きます。予約投稿にて】
映画「ファーストラヴ(2021年公開)」を観た。
【解説】第159回直木賞を受賞した島本理生の同名サスペンス小説を北川景子主演、堤幸彦監督のメガホンで映画化。父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるが、二転三転する環菜の供述に翻弄されていた。真実が歪められる中、由紀はどこか過去の自分と似た何かを感じ始めていた。由紀の過去を知る迦葉の存在、そして環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになる。由紀役を北川が演じるほか、迦葉役を中村倫也、環菜役を芳根京子、我聞役を窪塚洋介がそれぞれ演じる。
幼少期のトラウマは闇深く、将来の人間形成において多大なる影響を及ぼす。木村佳乃が好演で板尾創路はすっかり「この手」の登場人物では完璧なまでの存在感をもたらすが、大学時代を演じる主人公ふたりはもう少し何とかならなかったものかと思った。
法廷で証言した元コンビニ店員は「あれ」がバレなくて良かったんじゃないか?と思いつつ、やはりこのような作品には爽快感はない。