2020年1月以来の大相撲九日目を両国国技館で観戦した。前回そして2019年1月は升席だったがとにかくあの掘りごたつ式でない空間は非常に辛いため、今回はあえて二階の椅子席で観戦した。
入場して力士が出入りを見学出来るエリアに行くと尊富士を発見。ファンサービスに力を入れている相撲協会ならではの粋なサービスである。国技館名物の焼き鳥は完売だったがちゃんこを頂き、席につき幕内力士の土俵入りを観る。2019年の十一日目観戦時には横綱稀勢の里が四日目で引退、横綱鶴竜は六日目で休場したものの白鵬の土俵入りだけは見れたが、2020年の時は横綱白鵬が本場所では横綱照ノ富士の休場で二場所続けて横綱の土俵入りは見れなかった。私の好きな地元江戸川区出身の翔猿、熱海富士はともに勝ち、大関を狙う大の里は圧勝で9連勝を飾った。また今回一番楽しみにしていたのは両力士とも贔屓にしている大関琴桜と宇良の結びの一番で宇良の押し出しに敗れ琴桜は大きく優勝争いから後退した。座布団を投げたいが椅子席なので・・・弓取り式を見届けた後、ハネ太鼓に見送られながら両国駅へと向かった。
2019年から先場所までの34場所で初優勝が13人とこのわずか数年間で勢力図が大きく変わった。大の里や尊富士、熱海富士など元気な若い力士たちの活躍は面白いのだがやはり怪我が多過ぎる。地方巡業のハードスケジュールや体質改善等が叫ばれているが、まずは以前も書いた土俵の改造は急務ではないかと思う。