先日の私の誕生日に妻が「泊りがけで出掛けよう」と誘われたのは妻が愛して止まない東京ディズニーリゾートのトイ・ストーリーホテルだった。好きな作品ではあるが、宿泊したいとはひと言も言っていない私の疑問を「誕生日おめでとう」「ハッピーバースデー」と笑顔の妻からの連射の祝福メッセージがかき消す。ホテルの外観からエントランス、ホテル内部、室内スリッパの裏にはANDYの文字や Pixarを彷彿させる電気スタンドなどの室内装飾まで至る所にトイ・ストーリーの世界が広がり、も細部まで凝っている遊び心につい笑顔がこぼれてしまうが、妻は私以上にはしゃいでいた。
翌日帰宅して改めてトイ・ストーリー2を観直すと、劇中に登場するひとつひとつのパーツがホテルのあちらこちらに散りばめている発見があり、観てから訪れていたらもっと楽しめただろう。そして数日後に孫が泊まりに来た。滞在中に一日だけ私と二人でお留守番の日があり、孫はトイ・ストーリーのキャラクターこそ知っているものの、動くキャラクターを知らなかったので、トイ・ストーリー1から一緒に鑑賞した。
「彼」似のスリンキーやハムやポテトヘッドたちの愛くるしいキャラクターたちに二人で盛り上がりつつ、改めて感動する映画で子供とおもちゃの友情と成長に伴うおもちゃ離れが絶妙に描かれており、パート3では大量に涙が頬を伝わったが、有難いことに孫は熟睡していて気づかれずに済んだ。
ただパート4は悲しいから観ないかも知れない・・・