映画「ホワイトアウト(2000年公開)」を観た。
【解説】辺り一面、雪に覆われた12月。日本最大の貯水量を誇る新潟県奥遠和ダムの作業員・富樫は、同僚の親友・吉岡と共に向かった遭難者の救出の途中、吹雪と霧で作り出された視界0の世界「ホワイトアウト」に遭遇し、結果、吉岡を死なせてしまう。それから2ヵ月後。奥遠和ダムで吉岡の婚約者・千晶の訪問を待っていた富樫は、突然、ダムを襲ってきたテロリスト・グループによるダム・ジャック事件に巻き込まれる。ダムの爆破をネタに政府に50億円の要求を突きつけるテロリストたち。辛うじて最初の難を逃れた富樫は、仲間と下流に住む住民を守るため単身、テロリストに闘いを挑む。
このような作品での織田裕二はどうしても踊る大捜査線の「青島君」にしか見えず、また内容が「ダイ・ハード1(1988年公開)」と重なってしまう。ダイ・ハードとの大きな違いは警察官と一般人との差であるが、一般人でも機関銃をぶっ放してしまうと興ざめしてしまう。中村嘉葎雄や佐藤浩一他良いキャスティングなのだが、ダムと豪雪を熟知している一般人VSテロリストの図式でない上に、非常にテンポが悪く、テロリストのトリックも地味のまま、青島君、格好いいって感じのエンディングを迎える。
そもそもホワイトアウト感が乏しいと感じたのは猛暑日に観たからなのだろうか・・・やたら長く感じた129分だった・・・