気が付けば4月の北海道以来、ひとり旅へ出掛けておらず、以前から計画していた候補地の中から先週青森へと向かった。青森県立美術館で「彼」似のあおもり犬、十和田市現代美術館でスタンディングウーマンのご対面が最大の目的で、これまでとはまた少し趣が異なる美術館巡りの旅であった。
連休前日の夜、終業後に羽田へと向い、「こごでぇ~一緒にぃ~」とみちのくひとり旅を口ずさみながら21時過ぎに青森空港到着。青森へは2002年に仕事で訪れて以来なので21年ぶりである。空港から約30分で青森駅前までバスで移動(中略)。翌朝駅前からバスで青森県立美術館へ向かい、小走りに館内を移動し、あおもり犬とご対面(画像左上)。わざわざ訪れる価値のある予想以上の大きさでしばらく様々な角度から見続ける。館内は一部を除きほとんどが撮影可能で本来こうであるべきだよなと思いながらあれこれと撮影しまくる。見学後に再びバスで市内へと戻り、ねぶたの家ワ・ラッセで実物のねぶたを見学(〃中上)、青函連絡船を横目に津軽海峡・冬景色の歌謡碑を見ながら「上野発のぉ~」と小さく口ずさみ(〃左中)、ランチの後にレトロ映画館シネマディクトで映画鑑賞(〃右上)。
翌日最終日は5時に起床し、青森駅前から6時半発の十和田行きのバスに乗り込み90分揺られ、舟も漕ぐ。十和田市の美術館周辺は路上にも草間彌生(〃下左)を始め、まちなか常設展示としてアート作品が展示されており、アートの街であることを実感する。何とも素敵な街である。9時の開場と共に十和田市現代美術館へ一番入場し、目的だったスタンディングウーマン(中右)を目指す。あおもり犬同様彼女の巨大さにただただ圧倒される。彼女も様々な角度からじっくりと見学し、展示方法がどこかお化け屋敷風だったり、迷路風だったり、文化祭風だったりと遊び心に溢れている館内で、こちらも撮影可能だったのでトリックアート他で撮影を楽しんだ(〃下右)。見学後に十和田市から三沢駅経由で三沢空港から羽田へ向かった。
今回移動時間はそれなりにあったものの、映画を含め様々な芸術にたくさん触れることが出来たみちのくひとり旅であった。ちなみに十和田湖の看板を見て、高校二年の時に修学旅行で訪れたことを思い出した。つまり今回で三回目の青森訪問であった。(つづく)