東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「家族ゲーム」

2021年02月21日 10時11分58秒 | 映画の話

映画「家族ゲーム(1983年公開)」を観た。

【解説】息子の高校受験のためにと雇った風変わりな家庭教師がやって来たことで一家に巻き起こる騒動を描いた傑作ホーム・コメディ。「の・ようなもの」の森田芳光監督が、現代家庭の抱える問題をシュールなタッチでユーモラスに描く。横一列に並んでの食事シーンなど斬新な表現手法が話題を呼んだ。出来のいい兄とは反対に、問題児の中学3年の弟・沼田茂之。高校受験を控えて、家庭教師としてやって来たのは三流大学の7年生でなぜか植物図鑑を持ち歩く吉本勝という奇妙な男だった……。

公開当時私は17歳だったが、かなり話題になった作品でこれまで何度も視聴した。(恐らく)2DKの団地を舞台に兄弟でシェアする子供部屋やわざわざ駐車場まで出向いて車内で夫婦で会話するシーンは日本の典型的なウサギ小屋を象徴させる。また有名な横並びの食事シーンではついコロナ過のディスタンスを彷彿し、BGMが全く流れず咀嚼音だけが響き渡る。戸川純、阿木燿子、担任の先生、由紀さおりが独特の味を出し、長男が思いを寄せるクラスメイトの自宅の構造を含めた不思議さ、戦ういじめられっ子や答案を校庭にばら撒く先生、清水健太郎がチラッと映ったりキャスティングや設定の妙に感心する。

高校時代に地上波で放映されたのだが、ラストの食事シーンがばっさりとカットされていた記憶がある。またラストに響き渡るヘリコプターの音は戸川純が劇中で話していた「お棺の運び方」だったとか・・・無表情の登場人物、愛情の無い態度、バット殺人の言葉も飛び交い、約40年ぶりに改めて観るとホームコメディというよりもホームホラーにも思えた・・・

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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