映画「マイ・インターン(2015年公開)」を観た。
【解説】「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイと名優ロバート・デ・ニーロが共演したハートフルドラマ。ファッションサイトのCEOとして活躍する女性が40歳年上の男性アシスタントとの交流を通して成長していく姿を描いた。ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。監督・脚本は「ホリデイ」「恋愛適齢期」のナンシー・マイヤーズ。「セックス・アンド・サ・シティ2」の衣装を手がけたスタッフによる洗練されたファッションも見どころ。
日本語の「サヨナラ」が登場したり、デ・ニーロの前でハリソン・フォードの話をするシーンを始めとてもお茶目な作品。経験豊富な高齢者と若き新鋭ネットショッピング創業者の新旧営業の対比がさほど嫌な感じがないのは、ありがちなでしゃばる70歳のオールドインターンではなく、若い社員たちへ「ハンカチは女性が泣いた時のための紳士のたしなみ」とさらりと控えめに教えたり、登場人物ががほとんど優しい人ばかりだからだろう。
アン・ハサウェイの顔のプリクラのような大きなパーツには引き込まれてしまうが、彼女が泣くとつい映画「レ・ミゼラブル」を彷彿してしまう。