今月初めにジャイアンツの菅野投手が史上138人目の通算100勝を達成した。その際の新聞記事が非常に興味深かった。
菅野は通算192試合目の登板で到達したが、スピード記録としては1939年のスタルヒンがマークした165試合で菅野は歴代7位とのこと。登板数は1年目から先発に専念している投手が有利で、先発・救援でフル回転したライオンズの稲尾投手は入団4年目の1959年に100勝を達成したが、登板数は224試合で10傑には入らない。
しかし稲尾の凄いところは100勝達成時にわずか27敗しかしておらず、その時点の勝率が.787で100勝達成時の勝率は1位とのこと。菅野は47敗(勝率.680)、菅野より1試合早く達成した松坂大輔は57敗(〃.637)・上原浩治は52敗(〃.658)で二人は勝率では10傑入りしていない。登板スピードと勝率の両方で10傑入りは菅野を含め6人で、ドラフト制後に入団した投手では菅野だけとのこと。
神様仏様稲尾様の現役時代は知らないものの、鉄腕と呼ばれた凄さを数字が物語っている。入団4年目で100勝27敗って・・・
それにしてもあの100勝達成後からジャイアンツが勝てなくなった気がする・・・なかなか焦らすわねと思いつつ、マジック2で迎えた今夜、連覇なるか?