よく野球は「九回ツーアウトから」と言われる。決して諦めなければ何かが起きると言う意味なのだが、それをまさに証明した試合があった。
23日(月)のジャイアンツとバファローズとの交流戦。1-1で迎えた9回表バファローズの攻撃もすでにツーアウト。ここで岡田監督は好投を続けていた寺原投手をそのまま打席に送った。9回の攻撃を「捨てて」まで、寺原の好投を選んだか~と思っていたのだが・・・寺原は粘りに粘って四球を選び出塁した。体力大丈夫か?と45歳の親父は自分の体力と比較しながら心配する。すると次の打者も続いた。ん・・・何か雲行きが・・・と思っている矢先に前日22日(日)の延長十回にも決勝打を放ち、この日は八回から三塁の守備固めで出場した山崎浩の決勝3ランが飛び出し、唖然としたままチャンネルを変えた・・・
岡田監督からは七回終了後に「一人で行け」と完投を指示された寺原は、結局9回裏も締めて、133球の力投で巨人から先発として初勝利も挙げた。寺原の最後の打席の執念の粘りはそんな背景があった。
だから野球は面白い・・・決して諦めちゃいかんのだ・・・頑張れ~ジャイアンツ~諦めるな~声が小さい