【明けましておめでとうございます。本日から仕事始めです。本年もよろしくお願い致します。】
映画「社葬(1989年公開)」を観た。
【解説】日本を代表する大手新聞社の社長が急死したことから起こる次期社長を巡る壮絶な社内抗争の模様を描いたドラマ。監督は「首都消失」の舛田利雄。日本有数の大手新聞社のひとつ“太陽新聞”。会社は現在、会長派と社長派に割れ、激しいつばぜり合いをしていた。両派が多数派工作に奔走するさ中、社長が腹上死してしまう。これによって“次期社長”を巡る抗争は一気に激烈さを増し、社内は混迷の度を深める……。
確か公開当時、映画館で観た記憶がある。当時23歳の私と24年の月日を経た私とではどう見方が違うのか?楽しみに観始める。冒頭「日本の新聞は インテリが作って ヤクザが売る」のテロップが流れる。そう言えばその昔はかなり強引な勧誘もあったな~と思い出す。
この当時の映画にはいつも緒形拳が出ていた気がする。それにしても十朱幸代の艶っぽいこと。若い佐藤浩市や船越栄一郎が出ているが、やはり年齢を重ねた現在の方が魅力的である。頭からワインを掛けられるシーンが有名だった記憶があるが、もう少し事情を説明すればそんな事も無く、もっと蜜月は続いていたと思うのだが、あえて説明しない無骨な男の時代だったのかも知れない。
コメディー要素も散りばめられていたのだが、もっと硬派に描けば、半沢直樹の新聞社版にもなりえた作品なのかもしれない。