政府は新型コロナウイルスのワクチン接種証明書について、申請の受付を今月26日から全国の市区町村で始めると正式に発表した。当面は海外渡航向けの発行に限定し、申請費用は無料とする。発行を希望する場合、パスポートや接種済み証などを接種当時に住民票があった市区町村の窓口に提出するか郵送する。政府は証明書があれば入国時の待機期間が短縮、免除される国・地域を外務省のホームページで公表する。経団連は証明書を活用した飲食店での優遇措置や国内旅行などの制限緩和を政府に求めているが、ワクチン接種を終えた人への優遇措置などについて「接種の強制や不当な差別が生じることは適切でない」と述べ、検討が必要だとの認識を示した・・・とのニュース。
ワクチン接種の遅れている日本において有難いことは接種率の高い国々の「接種後の対応と経過」を知ることが出来ることである。アメリカではいち早くマスク着用義務を無くしたものの、感染者拡大により再度規制がかかりそうだし、1日の感染者がおよそ半年ぶりに5万人を超えたイングランドでは、感染対策として続けてきた屋内でのマスク着用の義務などほぼすべての規制が本日撤廃される予定だったが懸念が強まっている。世界の動向を見聞きする度、お国柄の違いを実感する。日本では恐らくマスク着用義務等の緩和や撤廃はお国柄からして慎重でかなり先になるだろう。
となると様々な義務の緩和にはまだまだ時間が掛かる日本において、今後は海外渡航に続き、すでに諸外国で取り入れられている各種イベントを始め、経団連の求める国内旅行や飲食店への渡航や入店の条件として接種証明書の提示(またはPCR検査等)が必要になることが想定される。ワクチン接種については人それぞれ様々な対応や考え方があるし、何も言わないと決めているが、このように進む可能性が十分にあることは念頭に置いておくべきだと思う。それは決して「接種の強制や不当な差別」ではなく単純に「区分」だと思う。
どうせなら証明書仕様のマスクにすればいいのに・・・
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