映画「ハスラーズ(2020年公開)」を観た。
【解説】リーマンショック後のニューヨークを舞台に、ストリップクラブで働く女性たちがウォール街の裕福なサラリーマンたちから大金を奪う計画を立てたという実話を、ジェニファー・ロペスと「クレイジー・リッチ!」のコンスタンス・ウーのダブル主演で映画化。年老いた祖母を養うためストリップクラブで働き始めたデスティニーは、そこでひときわ輝くストリッパーのラモーナと出会う。ストリッパーとしての稼ぎ方を学び、ようやく安定した生活が送れるようになってきたデスティニーだったが、2008年に起こったリーマンショックによって経済は冷え込み、不況の波はストリップクラブで働く彼女たちにも押し寄せる。いくら働いても自分たちの生活は向上しない一方、経済危機を起こした張本人であるウォール街のエリートたちの裕福な暮らしは変わらず、その現実に不満を募らせたラモーナが、デスティニーやクラブの仲間を誘い、ウォール街の裕福なクライアントから大金をだましとる計画を企てる。
ジェニファー・ロペスの表情がシーンごとに驚くほど変わる。酔客がダンサーにチップをばら撒くシーンがどうにも好きになれず、事件を取材している女性記者の「男の自業自得」の台詞はそれは違うじゃねえか?と反論したくなる。
色々な差別撤廃や平等が叫ばれる中、需要と供給がある限り綺麗ごとだけではない世界はあり続けるんだなと思う。