映画「清須会議(2013年公開)」を観た。
【解説】三谷幸喜が17年ぶりに書き下ろした小説を自ら脚色し、メガホンをとって映画化。本能寺の変で織田信長が死去した後、家臣の柴田勝家と羽柴(豊臣)秀吉らが後継者を決め、日本史上初めて合議によって歴史が動いたとされる清須会議の全貌をオールスターキャストで描く。三谷監督作品では初の時代劇。天正10年(1582年)、本能寺の変で織田信長がこの世を去り、筆頭家老の柴田勝家は信長の三男でしっかり者の信孝を、羽柴秀吉は次男で大うつけ者と噂される信雄をそれぞれ後継者に推薦する。勝家、秀吉がともに思いを寄せる信長の妹・お市は秀吉への恨みから勝家に肩入れし、秀吉は軍師・黒田官兵衛の策で、信長の弟・三十郎信包を味方に引き入れ、家臣たちの人心を掌握していく。やがて後継者を決める会議が開かれ、それぞれの思惑が交錯する。
根回しと弁が立つこと、適材適所の選別、人気・人望があること、非情であることと共に流れを読むことの大切さは400年以上経過した令和の世でもしっかりと引き継がれており、人間の欲は時代が変わってもあまり変わらないようだ。「長」好きな人がいる。長が付く役職にこだわるのは悪い事ではないのだが、しがみつくのはどうにもこうにも格好が宜しくはない。
中谷美紀が良かったな~